北山さんとの恋。2

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そんな私の気持ちを

何も知らない彼は、




ちょうど彼の頭の位置にある



わたしのうなじに軽くキスをした。






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『っ…』



そんな意識はなかったと思うのに



急に、弱いところにキスされて







みっくんに正直な体が


思わずビクってしてしまう。








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やばい、絶対起きてるのバレた…





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そんな私に気づいたのだろうか、



「寝てると思うから、


まさか声とか出るわけねーよね？」







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意地悪たっぷりな声で、言い放ったかと思えば




つーって首筋を舐めたあと



執拗に首にキスを落としていく。






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ゾクゾクと寒気が止まらない。



油断したら声が出てしまいそうなのに、


出せなくて


声を抑えるのに必死になる。







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「こことかも、

いつもと違って声出なくて残念だな」





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そう言って、





『っ！！！！』





ちゅ、ちゅってわざと音を立てながら



わたしの最も弱い耳を攻めてきて






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我慢していたのに、ついに




『…んっ///』



声が出てしまうと





攻めるのをやめた。






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「はい、Aの負けな。笑




いい加減こっちむきな？」





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仕方なく振り返ると




想像の15倍くらいニヤニヤしてたみっくん。








『もう…やめてよー。』









「だってA、声出せないみたいな


そーゆーの燃えるっしょ？」







さらってニヤニヤしながら言いのけるから



恥ずかしくなって


否定する間も無く顔が真っ赤になって、






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「暗闇でもわかっちゃうくらい



顔真っ赤だね？」








『もうやめて…』





さっきからドキドキしっぱなしで


心がそろそろもたない。






「Aだって

起きてたのに

寝たふりしてきいてたっしょ？




だからおあいこ。」









『……。』






納得いかなくて拗ねるわたし。






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「そーやって拗ねてるAも、



かわいくて、すっげー好き。」







『……///』



「じゃ、今度こそおやすみ。」






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目をつぶって寝始めてしまった。









こんなの寝れるわけないじゃん、

って思ってた時に



閃いてしまった。








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さっきと逆のこと今からしてやろーっと。笑




(おやすみの前に Fin)

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