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お色直しの仕上げをしている時、突如スマホのバイブ音が鳴る
発信先は、母だった
「もしもし、どうしたの？」
『ちょっと〜どこいってるの？お相手の方いらっしゃったわよ！』
「えっ！嘘！？」
凄く綺麗で政樹くんにそっくりの方よ〜♡などと受話器越しにキャッキャする母
私は化粧品を急いで全部ポーチに詰めて「すぐ戻る！」とだけ言って通話をぶち切る
御手洗を出て小走りで先程のような事がないように角を曲がる時に注意を払いながら戻る
レストランの扉を開けて、奥の6人がけのテーブル
政樹さんの後ろ姿と、父の姿が見える
父が私に気づき、笑顔で手を振りながら立ち上がる
そして私がテーブルに戻ると、政樹さんも立ち上がり、横にいたお見合い相手であろう息子さんを立たせる
「A、ご挨拶」
「すみません、席を外してしまってて..
はじめまして、漣Aと言います。今日はよろしくお願いします」
「お気になさらないでください
京本大我です。こちらこそ、よろしくお願いします」
ぺこり、と頭を下げると、頭上から聞き覚えのある声
普通の男性と比べると、どちらかと言えばハイトーンボイスに属する声なのだが
優しい声色、ちらりと見えた赤銅色のベスト
まさかと思い、私は思いきり顔を上げて相手の男性を見た
サラサラな黒髪
ほりが深い綺麗な顔立ち
ビシッと着られたスーツにワンポイント覗く赤銅色のベスト
柔らかく微笑んでいた彼は、私の顔を見るなり目を見開く
「あれ、君さっきの....」
「..嘘でしょ..？」
「え？なんだ？知り合いだったのか？」
「えぇ、先程少々..」
首を傾げる両親
謎の気まずさに包まれる私と京本さん
レストランの人が「お食事お運びしても宜しいでしょうか？」と聞いてくれるまで
変な空気がずっと二人の間を流れた
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朔蘭- sakura -(プロフ) - ハルねこさん» ハルねこさんコメありがとうございます！なるほど、そういう手段がありましたか..！天才ですね(｀・ω・´)更新頑張らせていただきます！！ (2019年1月1日 19時) (
レス) id: a12974444f (このIDを非表示/違反報告)
ハルねこ - こんにちは！いつも楽しく読まさせて頂いてます！私は紅白リアタイ、ガキ使録画派です！これからも更新頑張ってください！ (2019年1月1日 17時) (レス) id: f507f19e2b (このIDを非表示/違反報告)
朔蘭- sakura -(プロフ) - 和香(わか)さん» (・Д´･ *)ﾎｫﾎｫ 早くデビューして欲しいわぁ〜。更新頑張るね！ (2019年1月1日 15時) (レス) id: a12974444f (このIDを非表示/違反報告)
和香(わか)(プロフ) - 私は紅白派だよ〜！私もカウコン発狂した笑デビューいつかな？更新頑張って！ (2019年1月1日 14時) (レス) id: d00ba15efc (このIDを非表示/違反報告)
まさき(プロフ) - 更新ありがとうございます！ (2018年12月23日 0時) (レス) id: 870f22a38b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：朔蘭- sakura - | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php
作成日時：2018年12月17日 16時
