. ページ36
☆
『･･････すじこ』
「はい。それはもう凄く」
.
声質だけでもダダ漏れてくる嬉しそうな恵の姿。それは多分、私の手渡した��あるモノ��のお陰だろう。流石に出ないのに顔を見せておくわけには行かないよなと考え、何となく隠せそうなものを探した所、狐の面か��封��と書かれた面布の二択に絞れた。とりあえず二つずつ用意注文して五条先生に届けてもらった。(場所はベランダまでね。部屋いれたらずっと居座ったと思うし)それを選んでもらった所、恵は狐の面を取ったので私も色違いのを付けることに。その時の恵の顔と言ったら･･･まぁ。
.
「先輩が･･･俺の為に選んでくれたんですか･･･っ」
『しゃけ(こういう所抜けてるからなぁ、恵は)』
.
あながち間違いではないので肯定するとありがとうございます、ととても嬉しそうに付けてくれた。似合いますか？先輩も付けてください。･･･と一学生として楽しんでしまったのだが、それはそれでアリなのだろう。【私が楽しければ自分も楽しい】という精神の男になってしまったのが残念ですけどね･･･素直に喜べない()
.
「今なら五条先生に勝てますよ、俺」
『ツナマヨ』
「いやマジでヤれます」
.
やがヤで殺.なんだよね、この子。結局人が来る前に学校内に入れば後はもうこっちのもんだ。防犯カメラもあるのはあるけど、入退場用のパスがあるので別に反応はしない。カメラを見るにも先生達は忙しいだろう見るとしても午後、もしくは明日。その時は【いや、なんかナシになったから見に来た〜】と誤魔化してしまえばいい。
.
「多いですね。呪霊」
『しゃけ』
.
プロヒーローも入るこのイベント。顔に面をしてようが特に怪しまれることは無い。服も高専のものを使用しているのでそこら辺もまぁ大丈夫。ただ、恵の特徴的な髪型と私のおにぎり言語は雄英教師及び生徒にはすぐにバレてしまうので慎重に行動を･･･とまぁ、ものすんごく面倒臭い任務な訳だ。他の子がやる方が絶対やりやすかったろうに･･･こんちくしょう。
.
「アレ･･･ホークスですよね？」
『しゃけ』
「処◯刑」
『しゃ･･おかか？！？！』
.
ホークスやエンデヴァーなどプロがまぁ大勢。仕事してろよ、と呟く恵には激しく同意だ。ホークスサンを個人的に？嫌ってる恵や顔を知られてる私からすればあまり嬉しくない状況。でも、それより更に嫌な状況が空全体を包んでいた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1193人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
sou(プロフ) - 恵くんが可愛い♡♡愛しい♡♡ (2022年2月28日 13時) (
レス) @page23 id: 26a665cc7a (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - 不覚にもが、深くにもになっちゃってますよ……！ (2021年12月31日 2時) (レス) @page34 id: 1f4f011eda (このIDを非表示/違反報告)
ありす - 続編楽しみに待ってます！！ (2021年11月8日 13時) (レス) id: 1cf7d7e023 (このIDを非表示/違反報告)
魔灯 - 夢主かっこよ！！ (2021年10月28日 7時) (レス) @page44 id: 43f1bbcd44 (このIDを非表示/違反報告)
レイ(プロフ) - 夢主カッケェな……………最高だわwww応援してます！！ (2021年10月26日 9時) (レス) @page44 id: 10782220d2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：夾
| 作成日時：2021年8月19日 20時
