堂々とした威厳《side 緑谷》 ページ9
☆
「じゃ、頼んだぞ。緑谷」
「はっはい？！」
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僕が頼まれ、そして声を裏返してしまった理由。それは･･･隣に座るA・モルテくんだと、思うというかそう。チラリと横を見て【宜しく】と声をかけてはみるが少しコッチを見てはフィッと目を逸らしてしまった。始まりは相澤先生の一言、
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「【モルテが来た事だし初の試みー･･的な？今日から一日お前たちにはペアになってポイントを競ってもらう。授業・普段の生活・昼食諸々全て含めて点数がつく。点数がつく場面を教えることはできないが、まぁとにかく点数が付きそうなの考えてポイント稼げ。最下位には罰ゲームも用意してるからな】」
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･･･とまぁ、こんな感じで。急遽始まった対決に意外とみんな乗り気だった。特にかっちゃんとか、かっちゃんとか、かっちゃんとか･･･。案の定目の敵にはされちゃったけど僕にはそれよりペアであるモルテくんの方に意識が集中してしまっていた。
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「ああ、一人余るな。じゃあ緑谷、お前はモルテと組んでやってくれ。」
と言われてしまったものの僕はモルテくんに興味があった。入ってくる時から感じていた異様なまでの【圧】。端正な顔立ちにピアス、そして校則からしっかり外れたサングラス。それでも彼と称するにはあまりにも大きい圧だった。
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「僕は緑谷出久！えっと･･･改めて、宜しくね」
『･･･、』
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全然こっち見てくれない･･･。けどめげずに！めげずに！！めげずに！！！･･･と考えていたら半日も過ぎてしまっていた。モルテくんは相変わらずこっちを見てくれないし、かっちゃんには鼻で笑われちゃうし、･･･興味持たれてないのが丸分かりだ。
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ぎゅるるるる。
緊張からかお腹の音が鳴る。でもそれは二つ重なるもので･･･それは今日一日急遽隣になったモルテくんだった。目を開いた後先生からもらったのか地図を広げている、けど上下右左回して回して、舌打ちをした。この感じ･･･食堂に行きたいの、かな？
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「あ、あの、、良かったら一緒に食堂･･･行かない？」
『･･････行く。』
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こくりと頷く彼に少しだけ可愛いな、と思ってしまった。邪念よ去れ〜と心の中で呟きながらモルテくんが着いてくるのをチラリと目で掴み続ける。でもやっぱり行きいく人々みんながモルテくんを必ず見つめていた。モルテくんは気にする事もなく、それが【当然】であるかのように堂々とその場を歩いていた。
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あんじぇ - 続いて欲しいです、、！ ハーツのみんなとか迎えに来て欲しい、、！！ (2023年4月10日 14時) (
レス) @page18 id: b2ea277b14 (このIDを非表示/違反報告)
ありす - いつか更新されるの待ってます！ (2022年3月7日 22時) (レス) id: 7b13a546d2 (このIDを非表示/違反報告)
フロイド大好き - ハーツラビュルのフロイド、、、ｗｗ最高ですｗ続き楽しみにしてます！！ (2022年1月1日 22時) (レス) @page17 id: 02079f421c (このIDを非表示/違反報告)
い - 最高です！男主くんのキャラも最強。。。 (2021年12月29日 19時) (レス) @page17 id: 9afd2abc65 (このIDを非表示/違反報告)
アニメ大好き(プロフ) - ヒロアカもツイステも好きでコラボしている小説を探してました。作者さんの男主君のキャラも大好きです！更新楽しみに待ってます(*^^*) (2021年11月18日 18時) (レス) id: da2e64dd7d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夾
| 作成日時：2021年7月21日 17時
