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『な、なぽり･･か、かるぼなーら･･？』
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上にあるメニュー表を見つめる彼は眉間に皺を寄せていて、とにかく顔が怖い。周りの人達も気になっているけど話しかけられない・触れられない・顔を合わせられない、の三拍子だった。僕は慌てながらも全部パスタだよ、と教えると猫のように目を開いた。
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『パスタ･･それなら知ってる、』
「そうなんだ！あとシーフード･･･って言っても分からないか、、魚とか入ってるんだよ！」
『！･･･魚、は、いいや』
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あいつら食ってるみてぇになる、
共食いと何度も呟く彼は苦そうな顔でそう言う彼に首を傾げながらもシーフード以外･･･ナポリタンを慣れたように頼んでいく。出てきた食べ物に驚きつつも僕の後を着いてくる彼はやっぱり犬･･･本人には、言えないけどね。
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「いただきます、！」
『･･･いただきます』
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僕は安定にカツ丼を食べていくが目の前に座る彼はナポリタンをジロジロと見つめながら手を合わせて、一口、口に運んだ。パァッ、と一瞬のうちに表情を変えた彼に美味しいかと尋ねると小さく頷いてから『･･･美味い、』とだけ溢す。
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『･･････お前の。【カツ丼】って美味いの？』
「えっ、う、うん！美味しいよ！食べてみる？」
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食う、
そう言った彼は僕の差し出したカツ丼を大きな一口で食べ切った。勢い凄いなぁ、と圧倒される中でもぐもぐと口を動かす彼はさっきよりも表情を和らげる。初めて何かを知った子供のようにはしゃぐことはなかったけど近しいものを表情で出していたんだ。
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『･･･ごちそーさま、』
「いやいや！口に合ってよかったよ！！」
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ぺろりと舌を出す彼から出る色気がどうにも強くて熱くなる顔を隠しながらアレもコレもソレもとメニュー表を見ながらオススメを並べていく。無我夢中の僕は小さく吐き出された笑いによって、やっと我に返った。
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『ふっ･･ははッ、おもしろ、』
「っ･･！」
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口元を隠して本当に小さく笑う彼の破壊力はものすんごくて！僕はとにかく謝り倒して焦り倒した。モルテくんが顔を上げてくれと言うので従うと彼はまだ小さく笑っていた。そしてさんきゅ、と言ったんだ。
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「うっ、うん！改めて僕の名前は、」
『イズク・ミドリヤ、だろ？』
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驚きながら知ってたんだと告げると、何回も言われたからなと彼は呟いた。
少しだけ縮まったであろう距離に僕は自然と笑みをこぼした。
誰よりも【正当】である。《side 緑谷》→←堂々とした威厳《side 緑谷》
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あんじぇ - 続いて欲しいです、、！ ハーツのみんなとか迎えに来て欲しい、、！！ (2023年4月10日 14時) (
レス) @page18 id: b2ea277b14 (このIDを非表示/違反報告)
ありす - いつか更新されるの待ってます！ (2022年3月7日 22時) (レス) id: 7b13a546d2 (このIDを非表示/違反報告)
フロイド大好き - ハーツラビュルのフロイド、、、ｗｗ最高ですｗ続き楽しみにしてます！！ (2022年1月1日 22時) (レス) @page17 id: 02079f421c (このIDを非表示/違反報告)
い - 最高です！男主くんのキャラも最強。。。 (2021年12月29日 19時) (レス) @page17 id: 9afd2abc65 (このIDを非表示/違反報告)
アニメ大好き(プロフ) - ヒロアカもツイステも好きでコラボしている小説を探してました。作者さんの男主君のキャラも大好きです！更新楽しみに待ってます(*^^*) (2021年11月18日 18時) (レス) id: da2e64dd7d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夾
| 作成日時：2021年7月21日 17時
