天然パーマに悪い奴はいない(3) ページ8
『おい銀、可哀想だぞ。止まってやれって。』
銀「うーーん...」
新八「いや''うーーん''じゃねぇよ!!」
新八君のツッコミが炸裂する。
銀の野郎。やっぱりひでぇ奴だな。
新八「違うって言ってんのに侍の話なんて誰も聞きゃしないんだ!しまいにゃ店長まで僕が下手人だって...」
銀「切られたなそりゃ。レジも打てねぇ店員なんか炒飯作れねぇ母ちゃんくらいいらねーもんな」
『お前母親をなんだと思ってんだ!!』
新八君が侍なんて雇ってくれない、と叫んだ。
...おい、やっぱ可哀想だぞこいつ。
俺は銀の袖を引っ張って、『やっぱ可哀想だぞこいつ。止まってやれって。』と言うと、銀は数秒固まった後、急ブレーキをかけた。
銀「はぁ...お前なぁ!世の中にはダンボールを家として暮らしている侍もいるんだぞ!
お前はそーゆーポジティブな生き方できねぇのか!!」
新八「あんたポジティブの意味わかってんのか!」
『!こんちゃ。』
目の前お店から出て来た女の人に、軽く挨拶をする。
こんな目の前で申し訳ないわ。ほんと。
すると、銀が俺の方を向く。
銀「お前なぁ。さっき言っただろ。
糖分取ってないからAがすごく可愛く見えるわけ。わかる?」
『そんなこと一言も言ってなかったぞクズニート。』
銀「あのねぇ、ただでさえ青春してる高校生みたいに仲良く2人乗りしててさ。
それに加えて袖引っ張って上目遣いとか何、銀さんを殺したいの?」
『身長の問題で見上げなきゃいけねぇんだよクソ天パ。』
銀がギャーギャーと俺に文句を言ってる間、さっきの女の人が銀に話しかける。
...も、銀には聞こえていないようで。
女の人の拳が、銀の顔に降りそそいだ。
***
『(すげぇ道場だなぁ...)』
俺の隣で、怒鳴る声が聞こえるも、俺は道場の壁やら天井を見ていて、上の空だった。
次に気付いた時は、隣で銀がボコボコにされて倒れていた。
『...え?銀がボコボコやん...え...』
お妙「次はあなたよ...」
『え!!?ちょっ!!俺は銀ほどは暴れてないっすよ!!!落ち着きましょ!』
(どガァン!
あ、死ぬ、と思った瞬間、別のところからおおきな音が聞こえた。
「今日という今日はきっちり金返してもらうでー!!!」
『え、お前借金してるのかよ。』
新八「僕達じゃなくて父上が...」
「何をゴチャゴチャ抜かしとんねん!早よ金持ってこんかい!」
うるさいなぁ、とAは顔を曇らせた
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自称イケメン(プロフ) - 乱舞ですねぇ?w初期の一振ですねw (2018年8月27日 23時) (レス) id: 06ace84e4c (このIDを非表示/違反報告)
ぴみゃ(プロフ) - 某刀剣が乱舞するゲームですね?(`・ω・´)キリッ (2018年8月27日 15時) (レス) id: a5e208826f (このIDを非表示/違反報告)
白くん。(プロフ) - 杏*あんず*さん» コメありがとうございます!タイトル...本当は、しっかり「銀魂」と打っているんですが...なぜか◯になってしまうんですよ...(泣)作品シリーズ一覧ではちゃんと銀魂、と反映されているのですが...:;原因が見つかり次第、直したいなぁとは思ってます! (2018年2月25日 16時) (レス) id: 1be111ca15 (このIDを非表示/違反報告)
杏*あんず*(プロフ) - タイトル‥○はつけなくていいと思いますよ!そういう表現が含まれているだけであって、オリジナル作品というわけではないので! (2018年2月23日 6時) (レス) id: 1023204a37 (このIDを非表示/違反報告)
白くん。(プロフ) - 赤いブーちゃん( ?????)さん» おおぉ...!!そうです!() ありがとうございます!これからも更新頑張ります..!! (2018年2月11日 17時) (レス) id: 1be111ca15 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:白くん。 | 作成日時:2017年10月30日 1時