［○魂］やっぱり俺は変わらない【男主】

男にはカエルに触れて一人前みたいな訳のわからないルールがある(6) ページ46

そうして、敵を待っていると、本当に敵は来るもので...
正面から堂々と現れた。

結構な数。まぁ、俺たちも何人かいるし、大丈夫っしょ。



「どけぇ！幕府の犬ども！」

沖田「おいでなすった」

土方「派手にいくとしよーや」

『怪我すんじゃねーぞ二人とも』



総悟と土方は刀を構える。
俺も銃と刀に手をかけた。やりすぎなきゃいいんだろ...俺は。



近藤「まったく、喧嘩っ早い奴等よ。」



近藤さんが後ろから歩いて来る。他の隊員も来ていた。
まだ怪我は治っていないというのに...すごいな。



近藤「総悟とトシ、Aに遅れをとるなぁぁ！バカガエルを護れぇぇ！！」




と、敵の向こう側で誰かが銃口をカエルに向けているのが見え、とっさにそれを銃で打ち、敵の銃を吹き飛ばす。
目はいい方だし、リロード音とかにも敏感だし(つもり)
銃だって使いこなしてる(つもり)

...だいたい自分がそう思ってるだけだけどな！




『言っとくが、銃の腕はお前より上だ！ブラブラくっつけてる訳じゃねぇぞ！』



敵に挑発しながら走り出す。
銃は遠距離でもいいが、近距離でも結構使える。

他の人達も次々と参戦していった。




***




...この戦いでわかったことがある。
総悟と土方、普通に強い...!!

なめていた、うん。
いや、強いとは知っていたが結構な腕だ...怒らせたら危ないかもな...気をつけよう

俺は横に総悟、前に土方がいるこの場で改めて感じる。
戦いは終わって、今土方に奢らせるために店に来た。(外すっげぇぇ暗いけど！！

んで、パフェを頬張っているところである。



『もう一生真選組にはならないと誓うわ。このパフェに。』

土方「お前はいい手助けにもなる...何かあったらまた来るからな。その誓いは約束できねぇ。」

『んなこと言ったって...真選組こえぇし...』



なんてったって制服がめんどくさい。
今も上は脱いで、スカーフも取り、シャツとベスト。

結構きっちりとした服なのでなんか落ち着かないのだ。




『まぁ、奢って貰えるなら少し惹かれるけどな...』

土方「俺の財布が危ねぇなそりゃ。」




そういえば、総悟はなんで無言なんだと思い、隣を見ると爆睡していた。
あのアイマスクはどうにかならないのだろうか。
個性的すぎて目立つ。

放っておいてパフェを食べ進めると、総悟が俺の肩にもたれかかって来る。
銀にもよくされるから別になんともないが...


『あ！土方、俺も近藤さんみたいにトシって呼びたい』

土方「...は？」

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