［○魂］やっぱり俺は変わらない【男主】

男にはカエルに触れて一人前みたいな訳のわからないルールがある(4) ページ43

『ぐっ...!!離せ土方...っ！！』

土方「脱ぐな...！チビ助が...っ！」



制服を脱ぎ捨てようとすると、土方に止められる。
どんだけ踏ん張っても無理らしい。

だが、こんなとこで終われない。



『俺はっ！万事屋だ...っっ！！』

近藤「...あ！」


急に近藤さんが声を上げ、全員がそちらを向いた。
近藤さんは何か思いついたように事を進める。


近藤「じゃあ、万事屋の仕事って事で、1日だけ真選組になってくれれば...」

『...うっわぁ...ひでぇや...』

沖田「もういっそのこと毎日でいいと思いますがねぃ」

『毎日なんてごめんだ！！ここにいたら命がいくつあっても足りねぇよ！今日だけにしろ！！』

土方「お、やる気になったか。よろしくな。A。」



土方がポンポンと俺の肩を叩く。
なんか...腹立つ。身長差とか。すげぇ腹立つ。

沖田は「じゃあ毎日、1日だけーって頼めばいいんですねぃ」と真顔で言う。
怖いよこいつ。





『.....1日だけな...』

近藤「よし！じゃあ早速来てもらおうか！」

土方「一人で歩けるかい？新人君よぉ。」

『てめぇ一発ぶちこむぞ。』



***



『......ひまぁ。土方ぁ。俺もう帰りてぇよ。』

土方「奢ってやるから耐えろ。」

『まぁ戦闘とかするよりはマシかぁ。制服着てボーッとしてりゃあいいんだろー。』



なんか、誰かの見回りというか護衛というか。
偉い人が命を狙われてるんだと。なんで俺がこんな目に...。

まあ、ボーッとしてるだけだ。それだけで奢ってもらえるなら頑張ろう。

土方は俺の隣で寝ている総悟を起こす。
総悟も文句を言いながらアイマスクを外して土方に怒っていた。



『そーだそーだ土方ぁ。寝させろー！』

沖田「ほーらぁ。Aさんも言ってるでぃ！睡眠くらい...」

土方「バカかお前ら！仕事だぞ！！！」

『うるせぇなぁ多串君は...酔った時の銀にそっくりだぜ』

沖田「プププー！万事屋の旦那の酔った時そっくりって！多串君もたいへ...」

土方「そのネタまだ覚えてんのかよ！」



と、二人で土方をいじっていると、近藤さんが総悟と土方を殴る。
...俺はぁ！！？いいの！！？なんかありがとう！近藤さん！()



近藤「うるせぇんだよ！仕事中だろうがぁ！」

『俺はいいんですね！！ありがとうございまーす！！』

近藤「Aは別だー！！二人！！いいから仕事を(「お前が一番うるさいわぁぁー！」



目の前で、カエルに近藤が殴られる。
いやぁ、すっげえ光景...こいつら本当に警察かよ...

--俺もびっくりだよぉぉ！！？--→←男にはカエルに触れて一人前みたいな訳のわからないルールがある(3)

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