［○魂］やっぱり俺は変わらない【男主】

男にはカエルに触れて一人前みたいな訳のわからないルールがある(3) ページ42

『だろーな！！！！こんなこったろうと思ったよ！！！！！』



そう。俺は今椅子に縄で縛り付けられている。
...拷問だこれは。

春雨のことについて俺に聞き出そうとしたんだろう。総悟に「春雨の件」と言われた瞬間にわかった。

俺の前、2メートルくらい離れたところに長テーブルがあって、そこに土方、近藤さん、総悟が並んで座っていた。
そして端のほうでその他の奴らが俺を見ている。



土方「いやー。元気そうで何よりだ。」

『元気じゃねーだろ！どう見たって今危険にさらされてるよ！！！！！』

近藤「まぁまぁ、落ち着いてくれA君。俺たちはただ春雨の件についてだな...」

『絶対それだけじゃねぇだろ！アホか！！』


周りのガヤが「暴言ばっか...」「けど、あれがいいかも」「俺も」と囁いているのが聞こえる。「うるせぇ！！」と叫ぶと「おぉ...」とまた歓声が上がった。

...あの総悟の顔が一番気にいらねぇ...ニヤついてやがる。あとでぶっ飛ばす...!!



『チッ...わあった！言うよ言う！...別に、戦っただけだよ。』

土方「...何か隠してたりしてなかったか。」

『隠してたってか、薬がどーのこーので大変だったよ。俺も少し嗅がされたしな...あれはやべぇぞ。早く全部処理しねぇと。』

沖田「...薬を嗅がされて虚ろになったAさん...」

土方「黙ってろ変態」




総悟ってこんなキャラだったか...?
明らかに変態と化してるだろ。

「他は？」と言われたので、とりあえずその時にあったことを全部話すことにした。



***


近藤「いやぁ！貴重な情報をありがとな！じゃあ次は...」

『次？...うわ、』


いきなり縄を解かれたかと思ったら、立たせられ、また紐で縛られる。
...え...??


『ちょ、どう言うことかなぁ？ひ、土方さん??これはどう言うことかn(土方「行くぞ」

『ちょっ！？無理無理無理！！帰らせて！！犯罪だぞ！！誘拐なんて！！おい！！聞いてんのか！！！あああああああああああ！！！！』




Aの叫び声がこだまする。
その叫び声は5分ほど続いた。


***



『...コロス...』

近藤「似合ってるぞ！」

『こんな無理矢理な入隊試験があるかぁ！！』



Aは、真選組の制服を着ていた。いや、着させられた。うん。で、さっき総悟に「おめでとうございやす。これで晴れて真選組の一員でさぁ。」と言われ、全てが一致した。


『認めねぇぞ！俺は！俺は万事屋で働いてんだ！真選組なんて言ったら銀に...』


殺される...

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