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男にはカエルに触れて一人前みたいな訳のわからないルールがある(2) ページ41

ピンポーン...



万事屋にチャイムが鳴り響く。
先ほどまで書類を片していたはずだが...気がついたら寝ていたのか。
少し前の記憶がない。

銀は爆睡してるし、新八は忙しそうだし、神楽は定春の散歩に行ってる。
『俺かぁ...』とゆっくり立ち上がり、扉を開ける。



『...なんですか...万事屋ですけど...』

沖田「Aさん!ちょっと用があるんで、来てくだせぇ。」

『...はぁ?』



死んだ目をした俺に総悟は笑顔で言う。
今起きたばっかなのに...

申し訳ないが、帰ってもらおう。仕事の続きもあるし。
中途半端にして帰るわけにいかないからな。



『ごめんなぁ総悟。俺、仕事の続きが...』

沖田「へぇ。俺に逆らうんですかぃ?」



何言ってんだこいつ。だか、わかるのは、俺に今は拒否権がない、ということ。
こんなに黒い笑みを見たことがあるだろうか。

俺はため息をついて呆れたように口を開いた。



『わかったわかった。少し待ってろ...』

沖田「い、ま、す、ぐ」

『はいはい総悟様。』



死んだ目のまま、新八のところに行く。



『新八ィ、ちょっと呼ばれたから出かけてくる。』

新八「はい!わかりました!!神楽ちゃんにも伝えときますね!」

『銀にも言っといてくれ...』

新八「銀さんにはご自分で。」

『え?なぜ、』

新八「めんどくさいんですよ...あのわがまま...」



そうか...と銀のところへ向かう。
確かに、こいつのわがままには付き合ってらんねぇよなぁ...

寝ている銀を引っ叩いて言う。


『俺出かけてくるから』

銀時「...ぁ、」




あって言ったからいいだろ。
そのまま足を進めると、銀に腕を掴まれる。振り返ると、俺と同じ、死んだ目でこっちを見ていた。


銀時「...帰ってくるんだろーな」

『帰るも何も、ここしかねぇよ帰ってくる場所...』



銀はコクリと頷き、行ってらとだけ言うと、また眠り始めた。
...この野郎俺は寝れないってのに...。腹立つ。


玄関に出ると、ニコニコとした総悟が立っていた。



『ふぁ...俺眠いんだよ...』

沖田「俺が姫様抱っこしてやりますよ」

『命があぶねぇよ』


虚ろな目で総悟について行く。
「危ない」という理由で腕を掴まれたが、今はそんなことよりも眠いわ。
俺に睡眠時間と言うのを恵んでくれ。


『...で、何、俺に用って...』

沖田「春雨の件でさぁ。」

『春雨...あ、』



それで目が覚めた。そうだ。俺...あいつらに目をつけられて...
サーっと血の気が引いて行った。

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自称イケメン(プロフ) - 乱舞ですねぇ?w初期の一振ですねw (2018年8月27日 23時) (レス) id: 06ace84e4c (このIDを非表示/違反報告)
ぴみゃ(プロフ) - 某刀剣が乱舞するゲームですね?(`・ω・´)キリッ (2018年8月27日 15時) (レス) id: a5e208826f (このIDを非表示/違反報告)
白くん。(プロフ) - 杏*あんず*さん» コメありがとうございます!タイトル...本当は、しっかり「銀魂」と打っているんですが...なぜか◯になってしまうんですよ...(泣)作品シリーズ一覧ではちゃんと銀魂、と反映されているのですが...:;原因が見つかり次第、直したいなぁとは思ってます! (2018年2月25日 16時) (レス) id: 1be111ca15 (このIDを非表示/違反報告)
杏*あんず*(プロフ) - タイトル‥○はつけなくていいと思いますよ!そういう表現が含まれているだけであって、オリジナル作品というわけではないので! (2018年2月23日 6時) (レス) id: 1023204a37 (このIDを非表示/違反報告)
白くん。(プロフ) - 赤いブーちゃん( ?????)さん» おおぉ...!!そうです!() ありがとうございます!これからも更新頑張ります..!! (2018年2月11日 17時) (レス) id: 1be111ca15 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:白くん。 | 作成日時:2017年10月30日 1時

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