［○魂］やっぱり俺は変わらない【男主】

17-男にはカエルに触れて一人前みたいな訳のわからないルールがある(1) ページ40

近藤「えーみんなもう知ってると思うが。先日、宇宙海賊''春雨''の一派と思われる船が沈没した。」

土方「...。」

(ワイワイガヤガヤ

近藤「しかも聞いて驚けコノヤロー。なんと奴らを壊滅させたのはたった三人の侍らしい...驚くどころか誰も聞いていないな。」



今、とても重要な話をしているというのに一切近藤の話を聞かない奴ら。
唯一聞いてたのは隣にいた土方だけだろう。

近藤が「トシ」と呼ぶと、土方はバズーカをぶちかました。




近藤「...えーみんなもう知ってると思うが。先日、宇宙海賊''春雨''の一派と思われる船が沈没した。」

土方「...。」

近藤「しかも聞いて驚けコノヤロー。なんと奴らを壊滅させたのはたった三人の侍らしい...」

「えええ！まじすか！」



もっとナチュラルにできないのかと土方はもう一度バズーカを構える。が、近藤が「話が進まないからもういい」と土方を止めて、話を続ける。



近藤「その三人のうち一人は攘夷党の桂だと聞いている...ま、こんな芸当が出来るのは奴ぐらいだろう。」


隊員達に緊張感が走る。桂...真選組が追っている相手の一人でもある。


近藤「それと、後の二人は銀髪と白髪だ。池田屋のときに桂といた...」

沖田「Aさんですかぃ？」



総悟は秒で答える。
まぁ、確かにここらじゃ白髪で侍なんてAくらいか
土方が「あのなぁ...」と汗をかいていた。

総悟はそのまま続ける。



沖田「じゃああれじゃないですか。Aさん、ここに連れてくればいいんでぃ。」

近藤「総悟...気持ちはわかるが...」

沖田「春雨の情報聞くってことでさぁ。運が良かったらここで飼いならしてやr(土方「おい！お前こえぇよ！！普通に！！」




別にぃ、と総悟は立ち上がる。みんなが総悟の事を見ていた。


沖田「俺が連れてきますよ。少し待っててくだせぇ。」



その場の全員が無言で総悟が外に出ていくのを見つめる。
扉がピシャリと閉まった瞬間に、山崎が最初に口を開いた。



山崎「え...その、Aさんってよく覚えて無いんですけど...どんな人で...」

近藤「そうだな...俺も一度だけ見たが...あれは...天使だ！(ドーーン！」

土方「近藤さんまで...!!!!!?」



おおおお！と歓声が上がる。
土方がイライラしてしかたなかったのか。総悟の後を追うように出て行った。それに続いて、バレないようにコソコソと他の隊員もついていく。


土方「...っあー！イライラする！！」

近藤「恋かな」

山崎「恋ですよきっと」

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