疲れた時には酸っぱいものを(2) ページ30
『...なんで二人ともボロボロなわけ。』
銀時「Aこそ、なんでそんなに無傷なの。何、覇王色の覇気でも持ってるんですか。」
新八「Aさん...普通はこうなるんですよ。」
定春によってボロボロの姿となった2人。そしてなぜか無傷の俺はベンチに座っていた。
神楽と定春は公園で走り回っている。
どうやら、なつくには時間がかかりそうだ。
『あのさぁ、定春を飼うのはいいけど、俺、餌とかの金、知らないからね。もう。どうなっても知らないからね。』
銀時「うっ...そうか、それもあるのか...」
なんであんなに神楽にはなついているのか。不思議に思って様子を見ていると、あることに気づいた。
違う、なついてんじゃない。
明らかに襲われてんのに神楽がものともしてねぇんだ。
なんだよこの状況。
まぁ、神楽がそれで楽しいならそれでいいか...
と思ったのもつかの間、神楽が定春に突き飛ばされる。
やり返し、と言うように神楽は定春に飛び蹴りをかましていた。
『おい、俺は本当にどうなっても知らないからな...』
新八「Aさんが野放しにしたらもう僕達終わりですよ」
新八は頭を抱える。
神楽は「酢昆布買ってくる」と言ってどこかへ行ってしまった。
酢昆布ってそんなに美味しいのだろうか。
俺は干し梅は好きだが...
銀時「Aくん。Aくん。」
『あ?』
銀と新八を見ると、引きつった笑顔をしていた。
その後ろで定春がこちらを見ながら座っている。あ、そっか。神楽、買いに行ったのか。
...ということは、
『まぁ、定春はいい子だもんなー!俺たちのことなんか襲ったりしな(ガブッ』
沈黙。
そして状況を理解した俺たちは一斉に走り出した。
『ヤッパリ俺もじゃーーーーん!!!』
新八「さっき無傷だったのは奇跡だったんですか!!」
とにかく、全力で走る。
しかし、定春も後ろから元気についてきていた。
目の前のガードレールをヒョイと飛び越え、俺は反対車線まで走る。
と、後ろで何かがぶつかる音がした。
後ろを振り返ると、倒れている銀と新八と定春。と、車。
『....うっわー何やってんだよ』
車の中から人(?)が出てくる。そして定春を車の上に乗せてロープで巻きつけると、また走り出してしまった。
まって、バカな俺でもわかる。
まずい、
神楽が悲しむだろう。それに、轢かれた2人もどうにかしないといけない。
自分は今、とんでもない状況だということがよーくわかる。
まずは2人を...
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自称イケメン(プロフ) - 乱舞ですねぇ?w初期の一振ですねw (2018年8月27日 23時) (レス) id: 06ace84e4c (このIDを非表示/違反報告)
ぴみゃ(プロフ) - 某刀剣が乱舞するゲームですね?(`・ω・´)キリッ (2018年8月27日 15時) (レス) id: a5e208826f (このIDを非表示/違反報告)
白くん。(プロフ) - 杏*あんず*さん» コメありがとうございます!タイトル...本当は、しっかり「銀魂」と打っているんですが...なぜか◯になってしまうんですよ...(泣)作品シリーズ一覧ではちゃんと銀魂、と反映されているのですが...:;原因が見つかり次第、直したいなぁとは思ってます! (2018年2月25日 16時) (レス) id: 1be111ca15 (このIDを非表示/違反報告)
杏*あんず*(プロフ) - タイトル‥○はつけなくていいと思いますよ!そういう表現が含まれているだけであって、オリジナル作品というわけではないので! (2018年2月23日 6時) (レス) id: 1023204a37 (このIDを非表示/違反報告)
白くん。(プロフ) - 赤いブーちゃん( ?????)さん» おおぉ...!!そうです!() ありがとうございます!これからも更新頑張ります..!! (2018年2月11日 17時) (レス) id: 1be111ca15 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:白くん。 | 作成日時:2017年10月30日 1時