［○魂］やっぱり俺は変わらない【男主】

ジャンプは時々土曜日に出るから気をつけろ(2) ページ14

『神楽ちゃん、これからどーするのさ。』

神楽「神楽でヨロシ。あいつらをなんとか撒いて実家に帰るネ。」



神楽は、散々な人生を歩んで来たのだと。
もうあんな奴ら嫌だ、と頬を膨らましていた。

というか、そんなことよりも....



『なんでゴミ箱に隠れてんだよ俺ら...そして銀、さりげなくケツを触るな。最近多いぞ。』

銀時「いや、本当に男なのかなぁって....(ガッ！！」




銀時に一発、パンチを入れると、俺はゴミ箱から体を出した。
新八と神楽が俺を不思議そうに見上げる。



『周りの様子、見て来てやるから...動くなよ。』

新八「！！Aさぁん...!!(トゥンク」

神楽「やっぱりあんたはいい奴ネ！」



ゴミ溜まりから離れ、歩いていると、後ろから銀もついてくる。



『銀はいいのか？隠れてなくて。周りを見るくらい俺一人で大丈夫だろ。』

銀時「いや、俺はジャンプを買いに。」

『お前ほんっっとうにクズだな。』



周りをチラチラと見ながら道を歩く。
気がつくと、銀は隣から消えていた。



『はぁ。やっと行ったか。あの野郎、俺が会っていない期間に何があったんだよ。』

銀時「銀さんはなーんにもしてないですよー」

『ぅわっ！！』



突然、隣に原チャリスタイルで現れた銀時に、Aは声をあげて驚く。
銀時の手にはビニール袋。お目当てのものが買えたんだろう。

そして「乗れ、」と後ろを指さされる。


『俺は帰えらねぇぞ。』

銀時「新八達、気になるだろ？」



ため息を吐きながら後ろに座る。
銀時はニィッと笑うと、全速力で走らせた。

そして、そのまま、走っている電車の横について、線路ギリギリを走る。
その先には...ゴミ箱に入ったままの新八と神楽。

ヤクザのせいだろう。あとで覚えてろよ。



銀時「A！！俺の木刀使っていいから！よろしくたのんだぞぉぉ！！」

『わぁってるよ！''銀時''ィィィ！！！』




新八「え！！銀さんとAさん！！？」

神楽「助けに来たアルか！！？」

新八「きっとそう...ちょ、ちょっと！！Aさん！！？木刀構えて...まさかぁ！！？」

『いっけぇぇぇぇぇ！！』



木刀をゴミ箱に向かってフルスイング。
ゴミ箱はそのまま宙に舞って行った。

とりあえず、2人の救出には大成功。なんだかんだで成功して、安心した。



『...あ？おーい、銀ーー？生きてっかー？』

銀時「......''ぎ、ん、と、き''...っ！！(感動の涙」

『え...』

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