［○魂］やっぱり俺は変わらない【男主】

7-ジャンプは時々土曜日に出るから気をつけろ(1) ページ13

なんか、新八の表情がキリッとしたなぁと思って、聞いたところ、俺が外出してる間にペット探しの依頼をこなしていたらしい。

羨ましい。


俺たち、銀と新八と俺は、銀が運転する原チャリに乗っていた。
俺は原チャリの一番後ろで後ろを向いて座っている。
うん。後ろ後ろうるせぇな。

すると突然、銀が声をあげた。

↓ここから、銀時「」で表示します
銀時「あ、今日ジャンプの発売日じゃん。」

新八「え、今から戻るんですか。もう買い終わったし、いいじゃないですかもう。」

『帰ろうぜ。銀。』

銀時「ジャンプは俺の命だ。」



銀時は向きを変えると、全速力で道を引き返した。
正直、店に戻るのはだるい。この場で飛び降りてやろうかと思った時、強い衝撃とともに動きが止まった。


『あ、銀やらかしたのか。大丈夫か？お嬢ちゃん。』

新八「なんであんたはそんなに冷静なんダァ！ど、どうするんですか！人轢いちゃいましたよ！！！！」

銀時「...A。抱えてろ。」

『え？』





新八「うわァァァん！犯罪じゃないですかァァァ！！」

『うーん。起きないわ。うん。』

新八「もうだめだァァァ！！！」

「おいそこのやつらぁ！とまりやがれぇ！」

新八「後ろからなんか来たァァァ！！」

銀時「うるせぇ！」



後ろからヤクザのような奴が追ってくる。
こっちに向かって、何か武器を向けて....って、あ、まずい...
この子抱えてるから武器取れねぇ...!!ヤベェって！


『銀！やばいって！俺が死ぬ！俺が死ぬ！』

銀時「犯罪に犠牲はつきものだ！」

新八「あんたAさんを守ったり突き放したりなんなんだよ！！」

『心臓と頭を避ければ大丈夫か...!!』



そう思って覚悟をした瞬間、抱えていた女の子がムクリと起きて、傘から銃弾をぶちかます。
後ろにいた奴らはあっという間にやられてしまった。



『あ...起きた』

銀、新「「え？」」




***



神楽「バイクにはねられたくらいで死なないアルよ。」

『ごめんなー。このクズニートのせいで...怪我は？』

神楽「優しいのはコイツだけネ。あとはクズなのか」

新八「ぜーんぶ。このニートのせいです。」

銀時「お前ら！！大切な仲間を売る気か！」

『てめぇが仲間売ろうとしてただろーが！』



とにかく...。
この子はヤクザに追われているらしい。
そこで逃げている時に俺らにぶつかってしまった。

彼女は夜兎族らしいし、多少の傷なら大丈夫なのだとか。

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