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「あー!!安室さんだー!!」
元気な声が耳を燻る。声のした方を向くと、いつの間に入ってきていたのか一週間前の子供たちがそこにいた。
私とゼロさんを指さして、きゃっきゃとはしゃぐ。
え?はしゃぐところ?
最近の子供はわからない。と十も下の子供たちを見る。
ふとゼロさんを見るとゼロさんも苦笑いをしていた。うん、そうなるよね。
「安室さんは何を買いに来たんですか?」
光彦が声をかける。元太は興味無さそうにしているが、歩美ちゃんは興味津々そうだ。どうしてそんなに興味を持たれているのかもわからないが、彼女の中で惹かれるものでもあったのだろうか。
ゼロさんはしゃがんで子供たちの目線に合わせると、歩美ちゃんに手招きをした。質問をした光彦ではなくなぜ歩美ちゃんなのだろうか。そして歩美ちゃんに耳打ちをする。
何を言ったのかとても気になるけどその状況羨ましすぎん?
離れたゼロさんは私を見る。歩美ちゃんはキャー!と楽しそうに声を上げている。まってめっちゃ気になる!!!
立ち上がったゼロさんと歩美ちゃんを交互に見る。光彦も元太も不思議そうに二人を見るが、歩美ちゃんはテンション高くはしゃいでいるし、ゼロさんは含み笑いを見せるだけだ。
「ゼロさん、なんて言うたんです?」
「ん?内緒」
「ずるくないですか!」
歩美ちゃんに言えて私に言われへんことってなに!?
光彦と元太も歩美ちゃんに聞いているが、歩美ちゃんも歩美ちゃんで答えようとしない。子供たちの会話に紛れて聞く作戦は失敗した。
「また今度教えてあげる」
目を細めて微笑むゼロさんに何も言えなくなる。わかりました、と言葉だけで納得させるが、表情に出ていたらしい。こんなのでいいのか元演劇部
「じゃあ安室さんとお姉さんは付き合ってるの?」
歩美ちゃんの爆弾発言に、私とゼロさんが固まった。
いや、なんでそうなった?
じゃあってなに?ほんまゼロさんなんて言った?
「付き合ってはいませんよ」
衝撃すぎる言葉に動けない私とは違いすぐに対応するゼロさん。しかしなぜ言葉に含みを持たせるのか。ゼロさんを見ても余裕そうに安室透の笑みを浮かべるだけだった。
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イブ - ずっと待ってます 頑張ってください (2018年6月9日 13時) (レス) id: be0a1a1bcb (このIDを非表示/違反報告)
小娘(プロフ) - 大好き(挨拶) (2018年2月9日 9時) (レス) id: f8e2b61c37 (このIDを非表示/違反報告)
cherry_chan0111(プロフ) - 一言だけ言わせてください。好きです (2017年12月26日 23時) (レス) id: 1f676652e8 (このIDを非表示/違反報告)
陽奈(プロフ) - 初めまして、コメント失礼します!文章が素敵すぎて一気読みしました!!降谷さんのかっこよさとか、夢主ちゃんが恥ずかしがってるのとかすごく伝わって来てキュンキュンします…!これからも応援してます!更新頑張って下さい!! (2017年12月26日 23時) (レス) id: 9ee5965ffd (このIDを非表示/違反報告)
ムルムル(プロフ) - フラグ立てても打てるやん…^^; (2017年12月8日 14時) (レス) id: 42a08529e9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:伽倻 | 作成日時:2017年12月8日 0時