出会いはわんぱたーん。 ページ2
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あれから数週間経ってしまった。
やはり江戸は広いらしくお巡りさんにお世話になりつつ最後のお店を見つけた。
「 ばんじや、、、 」
下はスナックらしく又時間が空いたら行ってみようかななんて阿呆な事を考えていた。
既に彼奴の事で頭が一杯になっていたのに。
いつのまにか階段に登っていてインターホンを押していた
別に居る訳でもないのに。
「 はいヨー、今から出るから待っててヨロシ 」
がらがら
無機質に音を立てて姿を現したのは秋色の幼い女の子だった。肌は雲を連想させる様な綺麗な白に近い肌色で眼は友人のあの人を思い出させてくれる様なぱっちりした眼だった。
しばらく見つめていると黙っている私に苛ついたのか口を開いた
「 、、、ナニ黙ってるアルカ。なんダヨ。わたしの顔にナニか付いてるアルカ?無言は流石にキツいアル。 」
「 あーーー。うん。ごめん。ここ
ジト目で此方を(まぁ。私しか居ないが)見てきて大変かわいい。嫁に貰いたいぐらい。
「 "よろずや"ナ。 」
本当にコレだからバカは、、、なんて軽蔑する様な眼で此方を見ている。やめて。お姉さん傷付くから。
「 取り敢えず依頼してもいいかな、、? 」
苦笑い(自覚済)しながらチャイナの女の子を見ていると"依頼"と言う言葉を聞いた瞬間「 ヒャッホーイ!!久しぶりの依頼アル!! 」 っと嬉しそうに中に入れてくれる。
依頼室?リビング?見たいな室に入った瞬間ふわりとずっとずっと昔からすきだった匂いに包まれた感覚がしてしまい鼻の先がツーンっと熱くなってしまう。
多少他の匂いと混ざりつつ有るが嫌って思うほど感じてしまう。
涙目になってるのかチャイナの女の子は私を不安そうに見ている。
「 どっ如何したアルカ?体が痛いアルカ?? 」
「 んーん、ちょっと、、ね、 」
泣きそうになりつつも話を切り替えようとすると視界が真っ暗になってしまう
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作者名:口紅塗ってるさぶ。 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/sakura2008/
作成日時:2022年5月29日 12時