15話ーお茶会 �� ページ16
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あれからしばらく、きんとき様と雑談をしていた。この国のことや、仲間のこと、過去のこと。話題が絶えず、ずっと楽しかった。しばらく話していると、グゥ〜と、間抜けな音を立てて、私のお腹が鳴った。あれ、お昼ご飯食べてなかったっけ？
「あはは、お昼ごはん食べてないの？」
『そうですね。少し忙しくて…』
「…Aの担当場所って厨房だよね？」
『そうですね。』
「なら、結構食べる時間はあったんじゃ無い？昼ごはんの前とか」
『それがですね…専属さんにすごい量の仕事を頼まれまして…』
「あ〜…大変だったね…」
『メイド長は、専属さんに手伝いを要請されるのは稀だと言っていた気がするのですが…』
「ん〜…ま、Aが優しそうだったからじゃ無い？」
『そうですかね…？』
「そうだよ。…それよりさ、昼ごはん、たべて無いんでしょ？」
『そうですね。』
「じゃあ、これ食べる？」
と言って、パスタの絡まったフォークを口の前に出される。え、…もしかして、食べろってこと…？
「…？食べないの？」
『あ、いえ、その……』
「…いらない？」
『……いえ、ありがたく食べさせていただきます』
と言って、フォークに顔を近づける。……いや、でもこれ…間接キ…いや、考えない…考えない…不純なことは考えない…！
口に含んで、噛んで、飲み込む。
……なんか緊張する……味がしないよ…！
「ふふ、美味しい？」
『そ、うですね』
「…あ、ていうか、もう5時半じゃん」
『えっ、もうそんな時間ですか』
「…兵士たちがご飯食べるのって、6時だよね？」
『…多分そうです』
「じゃあ、もうそろそろお開きにしよっか」
『わかりました』
というと、きんとき様少し名残惜しそうな目で、
「…またね。暇になったとき、いつでも来ていいから」
と言った。
私は、
『………はい。…では、失礼いたしました』
と言い、スカートを上げながらお辞儀をし、ドアノブを捻った。
……でも、何故かすごく名残惜しくて、
もっとこの部屋に居たいと願ってしまっている私が居た。
……ダメだよね。ここは幹部様の部屋。
専属じゃ無いメイドがいるなんて、相当イレギュラー
早く…ここから出ないとだよね。
と、名残惜しさを残しつつ、部屋から出る。
廊下の壁に寄りかかり、顔を手で覆う。
………部屋から出て尚、心臓の音がうるさいなんて……
きっと気のせい…ですよね……？
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Bearl - 萌木さん» なるほど…！教えてくださりありがとうございます！通知は本当にすみません…消えたらと思うと怖くって…萌木さんまだ読んでくださっていてありがとうございます。これからも頑張ります！ (2023年2月12日 17時) (
レス) id: cd9603c5df (このIDを非表示/違反報告)
萌木(プロフ) - 一応更新の通知自体は来ます。ただ非公開更新しているからではなく話を非公開にしているからだと思います。 (2023年2月12日 17時) (レス) id: 7b477ee6df (このIDを非表示/違反報告)
Bearl - あずきのもちさん» 返信遅くなってしまってすみません…！ご意見ありがとうございます！テスト、お互い頑張りましょう！ (2023年2月12日 11時) (レス) @page34 id: cd9603c5df (このIDを非表示/違反報告)
あずきのもち(プロフ) - コメント失礼します〜。私的にはどっちの書き方も好きなので、主様のお好きな方でいいと思います！あとテスト大変ですよね...私も2月にテストがあるのでお互い頑張りましょう！ (2023年1月29日 18時) (レス) @page35 id: 54d9d03467 (このIDを非表示/違反報告)
Bearl - 萌木さん» どうぞどうぞ！！心に残る言葉なんて思っていただけたなんて…！すっごく嬉しいです！(返信遅くなってしまってすみませんでした…！) (2022年10月30日 20時) (レス) id: cd9603c5df (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Bearl | 作成日時：2022年6月26日 10時
