俺はあの日恋をした【国見英】

34話 ページ38

雨の音しか聞こえない体育館に


足音が響いた…








及「月曜のオフに自主練なんて関心関心〜」


俺はまた黙ったままだった

「先輩を無視するなんていい度胸だねー」などと言われるのだろうと思った…




だが及川さんから出た言葉は予想外だった









及「追いかけなくていいの」





国「！…なんでですか」





及「べっつにー？後で後悔するんじゃないかなーって思っただけ」




国「…別に俺が追いかける理由なんて無いですよ」









及「…いつまで意地張ってんの。そろそろ自分に嘘つくのやめれば」




国「っ！別に！「A、今日で最後だよ。宮城に居るの」




今日で…最後…？…そんなことさっき何も…




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''謝っておきたくて''


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国「っ！…」






及「あーあ！ほんっっとに国見ちゃんは馬鹿だね！」


は…ほんとに馬鹿だな…俺…






国「あの！及川さん」

及「いいから！ほら！早く行けって言ってんの！」



そう言って強く背中を叩かれる




国「っ…ありがとうございます！」
それだけ言って体育館から飛び出した









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岩「及川のクセに良いことするじゃねぇか」



及「まぁね！」



岩「''及川のクセに''な」




及「そこは強調させなくていいから！」

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