マリーゴールド ページ30
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新しい家は実家からそんなに離れてなくて
大学からも遠くない場所だった。
『うわぁ!広い』
2人暮らしには十分な広さだった。
北斗は1週間くらい1人暮らししてたみたい。
部屋が少し散らかっていた。
「新居なのに散らかっててごめん」
『ううん大丈夫』
「床で寝てたからベッドとかないけど」
『腰大丈夫?』
「うんまだ家具あまりないから寂しいね」
『家具揃えるの楽しみだね』
「ベッド派?布団派?」
『ベッドがいいかな』
「俺も」
『北斗』
「ん?」
『いつもありがとう』
「こちらこそだよ」
『これからもよろしくね』
「うん」
見つめあって北斗が私の唇に触れる。
『キス久しぶりだね』
「これからはいつでも出来るよ」
今度は深いキスをした。
『今日ご飯何がいい?』
「A」
『ベッドないから無理だよ』
「ホテル行こ」
『変態』
「A限定の変態ね」
『うるさいバカ北斗』
「そこまで言わなくて良くない?」
『ごめんね』
「今日ハンバーグ作ったら許す」
『じゃあ今日の夜ご飯はハンバーグでーす』
「やった!」
『冷蔵庫には…何も無いね』
何も無い理由は多分ゴミ箱に捨てられている
カップラーメンの残骸が理由だと思う。
北斗は料理をあまり作らないからこの1週間
カップラーメンで過ごしていたみたい。
「買い物行こ」
『うん』
「美味しい手料理食べれるの幸せ」
『カップラーメンばっかりじゃ体壊すよ』
「ごめんなさい」
『分かったならよろしい』
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作者名:花桜彩 | 作成日時:2021年5月21日 2時