第弐話 ページ3
冨岡side
今日も今日とて鬼を狩る。
まだ要請は出ていないため、俺も何故か一緒にいる胡蝶も今の時間帯はすることがない。
だからこう言った
「オススメの茶菓子屋がある。いかないか？」
「冨岡さん、甘いもの好きなんですね」
「別に好きではない」
「あぁ、そうなんですね」
胡蝶の薄い反応を受け、俺は茶菓子屋に向かう。勿論Aのうちの茶菓子屋だ。
でも、ここからは結構な距離がある。鎹烏が向かう途中に鬼狩の要請を伝え出すかもしれない、
急がないといけないな。
「冨岡さん、走るのいつもより早くないですか」
「急ぎ用だからだ」
「はぁ、茶菓子屋に向かうのが急ぎ用なんですね」
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
Aside
「Aちゃんは働き者だねぇ。」
常連客の薫さんが、私に出されたお茶を見てそういう。
私がせっせと働くのは、家族で営む店だから、気兼ねなく働けるっていうのが、
1番の理由だと思うけど、もう一つは…
『義勇さんに「茶菓子ばかり食べて太るんじゃないぞ」って、
デリカシーないけど、もっともらしいこと言われちゃったんで…、へへ』
柱になる前、義勇さんは鱗滝さんの小屋に帰ってきたと思えば、
私に藤の花が基調とされた簪を渡し、
「毎日つけていろ、簪のことを聞かれたら、俺の貰ったことを言え。
ついでに、茶菓子ばかり食べて太るんじゃないぞ。」と、
言われた。デリカシーのない発言にその時はカンカンに怒ったけど、
義勇さんはなんで怒っているかわかってなかった。
そして、言われた通り私は簪を毎日身につけている。
こんなことあったなぁ、と思い出していると、薫さんは、義勇さん…？？と首をかしげる。
「義勇…？って誰かしら。私ここら辺の子の名前は大体覚えてるんだけど…」
『あ、あぁ！鬼殺隊の柱の一員なんです！ここからは少し遠いところに住んでるので、
知らなくて当たり前ですよ！』
「あら、そうなの？」
薫さんはそう言うと、義勇さんの話題から切り替え、
大きなため息をついて、旦那さんの愚痴を頬を困ったように抑えて話し出す。
「亮さんはね、仕事はできるけど、お酒にめっぽう弱いのよ。
酔って帰ってきて、もう寝させるのが大変よ〜。」
『お酒に弱いのに飲んじゃうんですね。』
「そう！最初から飲まなきゃいいのにね〜」
困ったように愚痴を話すけど、楽しそうに、嬉しそうに話してるようにも見える。
旦那さんとの生活、きっと楽しんだろうな。薫さん
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惡者(プロフ) - つららうめさん» コメントありがとうございます！義勇さんは可愛いですよね(真顔)更新頑張りますね！応援ありがとうございます！ (2019年7月25日 23時) (
レス) id: b27bb07fee (このIDを非表示/違反報告)
つららうめ - 義勇さん可愛い義勇さん可愛い義勇さん可愛い義y(ry) 本当にこんな素晴らしい小説を恵んで下さりありがとうございます！無理せず頑張ってください！応援してます！！ (2019年7月25日 22時) (レス) id: 43324b4bf2 (このIDを非表示/違反報告)
布袋尊(プロフ) - あーい (2019年6月9日 23時) (レス) id: 4e763fa650 (このIDを非表示/違反報告)
悪者(プロフ) - 布袋尊さん» はい！応援ありがたきです！ (2019年6月9日 23時) (レス) id: e6916f4e47 (このIDを非表示/違反報告)
布袋尊(プロフ) - はい！めっちゃ頑張れ！ (2019年6月9日 23時) (レス) id: 4e763fa650 (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時：2019年5月4日 17時
