ポートマフィアの暴虐姫は青春したい！【文スト･ハイキュー】

ばいばい ページ31

「ばいばい」


もう暗くなってしまった外。


一人一人の表情を読み取るのが難しくなった外。


少し笑顔が作れなくってもバレない外。


バレー部を見えなくなるまで、見送った。


「…お父さん」


私は、少し泣きそうな声だったかもしれない。


自分でも分かるかすれた声だった。


「私、いる場所間違えてるかな…。やっぱり、
お父さんとか中也とかといる方が楽しいって
思っちゃう。また、人を殺 したいって思っちゃう…」


森「キリカ…、そんなことを言わないでおくれ」


「お父さん…」


森「大丈夫、学校に行きながらでも仕事は
お願いするから、そんな泣きそうな顔をしないで
おくれ」


お父さんが、私の頭を優しく撫でる。


とても、暖かい手だ。


「また、マフィアに戻りたいと思ったら、
学校やめてもいい？」


森「いいよ」


私は、この一言で救われた。


だから、


本当にあの場がつらいと感じたら


光に当たりすぎたら


殺 しが鈍ったと感じたら


つまんなくなって暇だと感じたら


私は学校をやめることにする。


でも、まだつらくはない。


だから、つらくなるまで


楽しんでやる。


足掻いてやる。





さぁ、明日も学校だ。


そして、マネは明日からだ。


頑張ろう。



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今回はシリアスぽかったですかね？


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