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37話 ページ4

「私、ご飯の準備してくるわね!!」



そう言ってオネェが部屋から出ていった。


部屋取り残された二人。



『えっと・・・大丈夫?ドストエフスキーだよね?』


ドスト「はい・・・・・」



どうしたらそうなるんだ、と思えるほど暗い目をしたドスト。



ドスト「倒れていたところを助けられたのですが、僕はあんな恐怖を知りませんでした・・・」



顔を両手で覆い、シクシク涙を流す。



『わかる。私も身の危険を感じた』



だから元気出しなよ、とA。



ドスト「え?あのオネェが原因ですか?Aは僕のものなのに?え?え?」


『おっと、元気が出たのはいいけど予想外の反応だ』



食いぎみにAに近寄ってくる。


正直、オネェも怖いがドスト自身も怖い。



『というか、私の名前知ってたんだね』


ドスト「当たり前です。どれほど貴女の情報を集めたと思っているんですか」


『さらっと犯罪発言したね』



たいしてまともな交流とかしなかったはずなんだけどな・・・・・。


Aはそう思いながら頬を掻いた。



ドスト「それよりもあのオネェに"フー"なんてあだ名をつけられたことが屈辱です・・・・・」


『エフスキーの部分を見事に取ってきたよね、あの人』


ドスト「しかも逃げようとしても逃げられない恐怖・・・」


『そうだね、あれは絶対追いかけてくるタイプだよ』


ドスト「でもAがいる時点でプラマイだとプラスです」


『凄いね君の思考回路は』



誉めてはないが、ドストは嬉しそうな顔をした。


もう一度言うが、断じて誉めてない。

38話→←イメ画描きました!



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黒月夜*(プロフ) - 昨夜の狼昨狼さん» ありがとうございます!更新頑張ります!!( ^ω^) (2019年2月15日 19時) (レス) id: f34cbf336c (このIDを非表示/違反報告)
昨夜の狼昨狼(プロフ) - !!!俺が求めてた展開になってて嬉しいです!!気長に待ち続けますんで更新頑張ってくださいね!*×^)/ (2019年2月15日 0時) (レス) id: eeb60ba8fb (このIDを非表示/違反報告)
黒月夜(プロフ) - めろんぱんさん» ありがとうございます!これからも頑張ります! (2019年1月1日 1時) (レス) id: f34cbf336c (このIDを非表示/違反報告)
めろんぱん(プロフ) - タイトルに惹かれてイッキ読みしてしまいました!大好きです!更新お待ちしてます! (2018年12月31日 22時) (レス) id: 0025d5f8f2 (このIDを非表示/違反報告)
黒月夜(プロフ) - 咲希さん» コメントありがとうございます!もっと乱歩さんの可愛さを出せるよう頑張ります! (2018年12月31日 20時) (レス) id: f34cbf336c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:黒月夜 | 作成日時:2018年9月18日 14時

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