【探偵チームKZ事件ノート】×【カゲプロ】 絆は知っている

＊四十八話 ページ6

２：２０

手術１０分前だ。

本当は、皆に電話するつもりだった。

けど、もし。

もし、失敗したら…と思うと心配になる。

そのために、真剣に最後の絵を書いているんだ。

皆へのメッセージをこめて。

今回ﾀﾋんでしまったら事故じゃないしそのまま命は消えてしまうはず。

だから、書いてるの。

医者「Aちゃん。行けるかな？」

A「あ、はい。」

スケッチブックの絵をちぎり机の上に置いて手術室へ向かった。


服を着替え、麻酔薬を射した。

少しずつ眠くなる。

あぁ。皆。

私が生きてたらまた会おうね。





彩side

昨日、Aちゃんから電話があったことを小塚君や黒木君に電話して伝え、若武にも電話しといた。

若武「出れなかったのが悔しい…。とりあえず成功を祈ろうぜ。」

そう言われた。

もうすぐ２：３０．

もうすぐ始まる。

Aちゃんの目。しっかり見えるようになってほしい。

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