【探偵チームKZ事件ノート】×【カゲプロ】 絆は知っている

＊五十八話 ページ17

？「確かにＧＰＳはここをさしています！！」

エネちゃんの声だ。


ﾌﾞﾌﾞｯ


電話音が部屋に響く。

見ると若武から。

A「もしも＿＿＿若武「今、どこにいる！」何。心配してるわけ？」

若武「うるさい!!とりあえずどこにいるんだよ！」

A「うるさい!!心配なんておせっかい！！」

そういって、切ろうとしたら静かな声が聞こえた。

若武「悪い。ただただお前が心配だったんだよ。」

確か、この子は詐欺師とか言われていた気がする。

さっき、あんなに叫んでたものね。

じゃ、私も詐欺る！

A「そうやって、いろんな人に詐欺してきたのね。あなたの口実はバレバレよ。そんなんじゃ場所を教えるどころか、ＫＺなんて入らないわよ。」

若武「なんだとｯ！！」

A「あなたたちは、探偵チームでしょ！だったら私の居場所ぐらい探してみなさいよ。あなたたちを＿＿＿＿＿＿＿。」

若武「ｯ!!分かったぜ！絶対待っていろよ」

そう言って、電話を切る。

A「私は騙されなくても、あなたは騙されてるわよ。」

そう呟いてベットインする。

そういや、外の声が消えたな。

エネ「この家は広いですね」

階段を上がる音。

扉に、「目を止める」をかけ３０分にしておいた。

？「シンタロー君。この部屋開かないよ。」

シンタロー「カノが力弱いんじゃ…ほんとだな」

よかった。

私はばれないね。

そう思っていた時。

？「黒木が言った言葉が正しければこの家だよな。」

若武達！

早すぎ！！

＊五十九話→←＊五十七話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す