58 名探偵と賭け ページ10
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津島と乱歩の話し合いが終わり、乱歩が部屋を出ようとした時、ドアの前で振り返った。
「ねぇ弟君。もしもその呪いを解除したいってなったらいつでも探偵社に来ると良い。歓迎するよ」
「結構です。今後僕が探偵社に訪れる事は一生ないので」
間髪入れず津島が断ると、乱歩がニィッと笑った。
「云ったね。じゃあ君が今度探偵社に来た時は、僕等の好きにさせて貰うよ」
「?」
最後の言葉が妙に引っ掛かって津島が乱歩を見るが、
既に出て行った後でドアが閉まったところだった。
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――【人間失格】
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――【君死給勿】
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「……」
重たい瞼を開けると、白い天井が見えた。
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ルビー - 4ネタも見てみたいと思いました。すごく素敵なお話でした。 (2021年9月22日 7時) (レス) @page21 id: dc0e15f974 (このIDを非表示/違反報告)
ネコぱふぇ(プロフ) - 暁郗さん» ご指摘ありがとうございます。別の兄妹の変換ミスです。弟です弟。 (2021年1月24日 17時) (レス) id: 3da7122dd2 (このIDを非表示/違反報告)
暁郗 - 兄妹?え、兄妹??妹…だったの!? (2021年1月24日 17時) (レス) id: 14cb33816d (このIDを非表示/違反報告)
ネコぱふぇ(プロフ) - ノルさん» コメントありがとうございます。喜んで頂けて良かったです。 (2021年1月11日 22時) (レス) id: 3da7122dd2 (このIDを非表示/違反報告)
ノル - 展開が面白すぎて一気に読み進めれました…! 更新楽しみに待ってます!ご無理のない程度に頑張って下さい(*´ω`*) (2021年1月11日 20時) (レス) id: 2991e696be (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ネコぱふぇ | 作成日時:2020年12月29日 21時