【文スト】噂の野良猫娘 ４

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声がしてそちらを見れば、顔見知りの野良猫達が集まり始めた。



《Aに手伝って貰うの卑怯だぞっ！》

《へへんっ！ そんな決まりはないもんね！》



地面に居る猫がウチの肩に登って、社長の肩に居る猫に文句を云う。

ちょっと君達、人の肩の上で喧嘩しないでよ。



「何と云っているんだ？」

『お前だけ乗れて狡いぞって怒ってる』



恐らく「ナォナォ」と猫の喧嘩が始まったので、社長がウチに尋ねて来た。



すると社長が少し考えてから、ある事を提案した。









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「――あれは一体何をしているのだろうか？」



偶々通り掛かった太宰は、目の前の光景に目をぱちくりしていた。



『す、凄いよ社長っ！ これで12匹目だよ！』

「うむ」



我らが社長の肩や腕に沢山の野良猫が乗せられている。

それを見てはしゃぐAは、更にもう一匹乗せようとしていた。



「……とりあえず」



そう云いながら太宰は携帯電話を取り出しパシャリと撮影。

探偵社員全員にメールで送信した。





二人が社に帰って来てから、社員から雪崩の如く質問をされたのは、云うまでもない。




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ここなっつみるくさん からのリクエスト「社長と一緒に猫と戯れる」



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