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ウチと社長と猫と ページ43

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ある日の事。

公園に居る時、一匹の野良猫が云った。



《煮干しのオッサンの肩に乗りたい!》



それに対してウチはこう云った。



『うん、乗れば?』



云った途端、野良猫が飛び掛かって顔面に体当たりして来た。



『いだっ! 何すんのっ!?』

《Aのアホッ! オッサンの肩に乗るのがどれくらい大変か! お前知らないだろ!》

『知らないよ』



何故ウチは怒られているんだ?



煮干しのオッサン――社長は猫が好きだ。

もう煮干しを持参して猫達に配る程に。

あだ名が付く程に。



『そんなに難しいものなの? 煮干しあげてる時にひょいって乗れるんじゃない?』

《簡単に云うよな。それが出来ないから云ってんだよ》

『何で?』

《煮干しを貰うのは良いんだけど……何かこう、飛び乗った瞬間、叩き落とされそうな》



何そのイメージ、怖っ。

社長はそんな事しないよ、断じて。



『大丈夫だって。君等が肩に乗ったら社長もの凄く喜ぶから』

《でも煮干し貰ってる時、凄ぇ険しい顔してんぞ?》

『それはあれだよ。もの凄く喜んでるんだよ』



逆に顔がデレデレしてたら怖いよ。

どっかの幼女趣味じゃないんだから。



と、そんな話をしていたら、話題のご本人が歩いているのが見えた。



『しゃちょーしゃちょー』

「……ん、Aか、如何した」



野良猫を肩に乗せて社長に駆け寄った。

ちょいちょいと背の高い社長にしゃがむ様に促す。

首を傾げながら腰を折って屈んでくれた。



『今だっ!』

《とうっ!》

「っ!」



猫がウチの肩の上から社長の肩へ飛び移った。

社長は目を見開いてピシッと固まってしまった。



おう、吃驚し過ぎて社長が微動だにしない。



『その猫が、社長の肩に乗りたいって云うから』

「……そうか」



ウチがそう云うと、姿勢を正す社長。

更に目線が高くなって、肩の猫がはしゃいでいる。



《すげぇ! たっかいぞっ!》



はしゃぐ猫は社長の肩を行ったり来たり。

その度に猫の体が社長の頬にもふっと触れる。



……あ、今社長笑った。

満更でもなさそうだ。





《あぁっ! 狡いぞっ!》



その時、誰かが叫んだ。



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はるか(プロフ) - すみません、リクエストお願いします。何でもいいのでネコ科の動物に乗って夢主が、爆走するのを書いてもらえればうれしいです。よろしくお願いします。 (2018年6月20日 0時) (レス) id: 2bc02ca7fa (このIDを非表示/違反報告)
ココ(プロフ) - すみません、少し思いついたのでリクエストさせていただきます!夢主ちゃんと鏡花ちゃんが兎達とふれあってるほのぼのしたお話を書いていただきたいです!よければよろしくお願いします! (2018年6月17日 7時) (レス) id: 8afcf3da14 (このIDを非表示/違反報告)
ネコぱふぇ(プロフ) - RANAさん» 創作出来ました。リクありがとうございます! (2018年6月17日 0時) (レス) id: 1f1c692189 (このIDを非表示/違反報告)
RANA(プロフ) - 最新話みました!!めちゃめちゃ面白くて大好きです!!ありがとうございます!これからも頑張ってください! (2018年6月16日 23時) (レス) id: 4350057b28 (このIDを非表示/違反報告)
愛子(プロフ) - 蛞蝓さんで吹き出しました(笑)面白いです。更新頑張って下さい!応援してます。 (2018年5月23日 10時) (レス) id: 1d139961bb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ネコぱふぇ | 作成日時:2018年4月22日 23時

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