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待ち合わせ場所 ページ36

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中也Side





「――何で、俺が……」





気を失った餓鬼を背負って、俺は路地裏を進んで行く。



首領に呼ばれて部屋を訪れてみれば、話が終わったから餓鬼を連れて行ってくれ、だそうだ。

その時、首領が差し出した携帯電話に出てみれば、相手は太宰だった。



<中也、地点B-22に、Aちゃんを連れて来て>



それだけ云って、ブツッと通話を切られた。

余りの一方的な発言に危うく広津の携帯電話を握り潰すところだった。



太宰が云った「地点B-22」は、

俺達がまだ「双黒」と呼ばれていた時に使っていた、場所を表すコードだ。

野郎の事だから、指定場所には一人で来る筈。

俺も部下を付けず、徒歩でその場所へと向かう。



背中の餓鬼は静かに眠ってはいるが、発熱の所為で若干息が荒い。

自分の異能で此処まで疲弊するとは、考え物だな。



あと、さっきから気になっている事が……。



指定場所へ向かう為、路地裏を通っていると、偶に野良猫を見掛ける。

こういう場所だから居ても不思議ではない。

だが、横を通り過ぎると、何故か野良猫が付いて来る。

チラッと後ろを窺えば、既に十数匹の野良猫が集まってしまった。



何故――と思ってから原因に気付く。

俺の背中に居る餓鬼の所為だ。

確か此奴の異能は「動物の言葉を理解し、話す事が出来る」ものだが、

常日頃から街を歩けば動物が勝手に寄って来ると、資料の備考に載っていたっけか。



後ろからついて来る野良猫が、何かを請う様に鳴きながら俺の足に纏わり付いて来る。

蹴飛ばさない様に上手く避けながら歩いて、漸く「地点B-22」に到着した。



此処は、正確にはごく一般の小さな公園。

大した遊具も無く、数年前から子供も寄り付かなくなった。



俺は背負っていた餓鬼を背中合わせのベンチの片側に下ろして、俺は反対側に座る。

後ろから付いて来た野良猫達は、ベンチに寝る餓鬼に近付いて体を擦り付ける。

頻りに「構って」と前脚で餓鬼を押している。



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恨みなんて無いよ→←時間切れ



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はるか(プロフ) - すみません、リクエストお願いします。何でもいいのでネコ科の動物に乗って夢主が、爆走するのを書いてもらえればうれしいです。よろしくお願いします。 (2018年6月20日 0時) (レス) id: 2bc02ca7fa (このIDを非表示/違反報告)
ココ(プロフ) - すみません、少し思いついたのでリクエストさせていただきます!夢主ちゃんと鏡花ちゃんが兎達とふれあってるほのぼのしたお話を書いていただきたいです!よければよろしくお願いします! (2018年6月17日 7時) (レス) id: 8afcf3da14 (このIDを非表示/違反報告)
ネコぱふぇ(プロフ) - RANAさん» 創作出来ました。リクありがとうございます! (2018年6月17日 0時) (レス) id: 1f1c692189 (このIDを非表示/違反報告)
RANA(プロフ) - 最新話みました!!めちゃめちゃ面白くて大好きです!!ありがとうございます!これからも頑張ってください! (2018年6月16日 23時) (レス) id: 4350057b28 (このIDを非表示/違反報告)
愛子(プロフ) - 蛞蝓さんで吹き出しました(笑)面白いです。更新頑張って下さい!応援してます。 (2018年5月23日 10時) (レス) id: 1d139961bb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ネコぱふぇ | 作成日時:2018年4月22日 23時

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