間違われるのは嫌だ ページ20
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太宰さんも長身ではあるが、この人も結構背が高い。
眉を顰める彼を見上げながら、おずおずと答える。
『あーえっと、こちらにバイトに来た者ですが』
「バイトだと？ それよりも君、学校は如何した？ 今日は平日だろ」
『……え、学校って』
彼は眼鏡を押し上げながらじっと私を見下ろして来た。
「義務教育の期間くらいはしっかり学業に励め。6年間などあっと言う間だぞ」
『ろ、6年間って……』
嫌な予感がして来た。
まさかとは思うがこの人、勘違いしている。
すると、彼は私の腕を掴んだ。
「何処の小学校だ？ 担任の先生に連絡を――」
『ちょ、ちょっと！ ま、待って下さいっ！ その前に先に話をっ！』
嫌だぁぁぁっ！！
有無も云わずに摘み出されるのも嫌だけど、
小学生に間違われる方が嫌だぁぁぁっ！
「――何を騒いでいる？」
その時、事務所のドアが開いて誰かが出て来た。
着物を着た人が立って居た。
「社長。事務所の前にこの娘が」
「娘？」
『社長さんっ！？』
眼鏡さんが云うと、着物の人――社長さんが此方を見る。
『わ、私はAと申しますっ！ 太宰さんの紹介で、今日から此方にバイトに来ましたっ！』
声を張り上げて、目の前の社長さんに云った。
すると、社長さんも眼鏡さんも目を見開いて驚いた。
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セキセイインコ(プロフ) - この異能力めっちゃ強い (2020年12月24日 9時) (
レス) id: 9e59c5682d (このIDを非表示/違反報告)
ネコぱふぇ(プロフ) - 藍色眼鏡さん» ありがとうございます。喜んで頂き嬉しいです！ (2018年4月30日 16時) (レス) id: 1f1c692189 (このIDを非表示/違反報告)
藍色眼鏡(プロフ) - 完結おめでとうございます。凄く良いお話でした(泣) (2018年4月30日 14時) (レス) id: 07c13963ee (このIDを非表示/違反報告)
ネコぱふぇ(プロフ) - しろねこさん» ありがとうございます。番外編もぼちぼち頑張ります (2018年4月30日 13時) (レス) id: 1f1c692189 (このIDを非表示/違反報告)
ネコぱふぇ(プロフ) - eyeさん» ありがとうございます！ (2018年4月30日 13時) (レス) id: 1f1c692189 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ネコぱふぇ
| 作成日時：2018年2月12日 23時
