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 お兄ちゃん ページ38

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※お兄ちゃんが頑張っている。

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「よくも、よくも俺に虎杖を、弟を、殺させようとしたなっ!!」





偽夏油に向かって行く脹相の前に、裏梅が現れた。





「引っ込め三下、これ以上私を待たせるな」



「どけっ!! 俺はお兄ちゃんだぞっ!!」





偽夏油に攻撃を繰り出す脹相。

相手の目の前まで迫った。





「無理するなよ。疲れてるだろ」



「だから何だ。それが弟の前で、命を張らない理由になるか?」





穿血を繰り出し、偽夏油の袈裟を少し掠めた。

その一瞬で、懐にあった木箱を血で絡め取った。





「っ! やってくれるっ」



()は返して貰うぞ」





脹相は手元に来た木箱を丁寧に抱えた。









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偽夏油と裏梅が退いた後、悠仁は高専から離れ姿を晦ました。

それには脹相も同行する事となった。





「悠仁、これを」



「? 何だよそれ」





脹相は懐から小さな木箱を取り出した。

何か分からず悠仁は首を傾げた。





「この中に、Aが封印されている」



「っ!?」





反射的に悠仁は脹相の胸倉を掴んだ。





「お前っ!! Aに何しやがったっ!!」



「落ち着け。Aはまだ生きている」





悠仁はギリッと歯を食い縛り、殴ろうとした拳を下ろした。





「加茂憲倫が何か企んで拐かした。端から殺すつもりはなかった様だ。五条悟を封印している獄門疆よりは劣るが強力な呪物だ」



「封印は解けるのか?」



「第三者でも封印は解ける。だが、今Aを外に出すのは逆に危険だ。この中の方が安全だ」





差し出された木箱を悠仁は受け取った。

掌サイズの小さな木箱。

この中に妹が眠っている。





「あの時、彼奴から取り返してくれたのか……」





悠仁は木箱を手で包み込んで、額に当てた。





「……ありがとう、脹相。妹を助けてくれて」



「っ……俺はお兄ちゃんだからな。当然のことをしたまでだ」





礼を言われて高揚する気持ちを抑えつつ脹相は言った。









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続かなーーーーーいっ!!

ごめーーーーーんっ!!





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パルフェ様 からのリクエスト

「五条と妹ちゃんが夏油に封印される話」





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かさ(プロフ) - 番外編も大好きですぅうう!! (2022年7月2日 12時) (レス) @page39 id: 82f5c86142 (このIDを非表示/違反報告)
ケコ - 大好きです!!!!! (2022年6月20日 1時) (レス) @page19 id: 5bb1efd8a4 (このIDを非表示/違反報告)
パルフェ - ネコパフェさんいつもリクエスト聞いてくれてありがとうございます (2021年7月14日 20時) (レス) id: 7c4a754810 (このIDを非表示/違反報告)
パルフェ - うーん悩みますね五条先生と一緒に捕えられて封印するときは別々ですかねちなみに渋谷のハロウィンで封印されてるところがいいんですけどお願いしてもいいですか? (2021年7月14日 20時) (レス) id: 7c4a754810 (このIDを非表示/違反報告)
ネコぱふぇ(プロフ) - パルフェさん» リクエストありがとうございます。この場合、五条さんと一緒? それとも別の場所でですかね? (2021年7月11日 22時) (レス) id: 3da7122dd2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ネコぱふぇ | 作成日時:2021年6月19日 23時

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