閉門 ページ36
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※渋谷事変編の話を含みます。
※あくまで番外編で、IF話になります。
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10月31日、渋谷にて。
五条は夏油――の体を乗っ取った何者かと対峙していた。
「おーい、やるならさっさとしてくれ。ムサ苦しい上眺めも悪い」
「こちらとしてはもう少し眺めていたいが、そうだね、何かあっても嫌だし」
獄門疆を閉門しようとした偽夏油。
すると、「あぁそうそう」と何か思い出す様に口を開いた。
「さっき、乙骨憂太には魅力を感じないと言ったけど、ひとり気になる子が居たな」
すっと手を翳すと、地面から巨大な芋虫の様な呪霊が現れた。
大きな口を開くと、ベチャリと何かを吐き出した。
「っ!? Aっ!」
こんな所に居る筈のない彼女――虎杖Aだった。
死んではいない様だが、体はぐったりとしてピクリとも動かない。
「膨大な呪力と優れた結界術。彼女は“生きた結界”に成り得る人間だ」
「お前っ!」
「楽しみにしていると良い。君が出て来た頃には立派な特級呪具になっているかもね」
――閉門
五条は獄門疆に封印された。
それを片手で偽夏油が掴む。
「っ!?」
が、カタカタと獄門疆が震え、ズシリと重みが増した。
支えきれず偽夏油の手から放れた獄門疆は地面へとめり込んだ。
封印は完了しているが、呪具自体が「五条悟」という情報を処理し切れていない様だ。
この状態だと持ち運びは難しい。
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かさ(プロフ) - 番外編も大好きですぅうう!! (2022年7月2日 12時) (レス) @page39 id: 82f5c86142 (このIDを非表示/違反報告)
ケコ - 大好きです!!!!! (2022年6月20日 1時) (レス) @page19 id: 5bb1efd8a4 (このIDを非表示/違反報告)
パルフェ - ネコパフェさんいつもリクエスト聞いてくれてありがとうございます (2021年7月14日 20時) (レス) id: 7c4a754810 (このIDを非表示/違反報告)
パルフェ - うーん悩みますね五条先生と一緒に捕えられて封印するときは別々ですかねちなみに渋谷のハロウィンで封印されてるところがいいんですけどお願いしてもいいですか? (2021年7月14日 20時) (レス) id: 7c4a754810 (このIDを非表示/違反報告)
ネコぱふぇ(プロフ) - パルフェさん» リクエストありがとうございます。この場合、五条さんと一緒? それとも別の場所でですかね? (2021年7月11日 22時) (レス) id: 3da7122dd2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ネコぱふぇ | 作成日時:2021年6月19日 23時