【呪術廻戦】妹も頑張る〜番外編〜２

　無情 ページ28

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※酷く痛い表現あり

※妹ちゃん、ごめん。

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宿儺の登場にAに憑いている呪霊が逃れようと暴れるが、抑え付けられて身動きできない。





「何処のどいつが仕掛けて来たか興味はないが、小僧の惨めな姿が見られて少しは楽しめた。そこまでは褒めてやっても良い……が」



【がぁっ！！】





宿儺は容赦なくAの口に指を突っ込んだ。





「俺の贄を喰い物にして良いと許可した覚えはない」



【ギギギギャァァァッ！！】





Aの口の奥に逃げる呪霊を掴もうと、指が奥へと進んだ。





『お”ぉっ……う”え”ぇっ…………あ”っ！！』









――ゴキッ！









「あぁ、顎が外れたか？ 許せ」





そう言いなら労わる事もなく手を進め指で呪霊を挟んだ。





【ギギャッ！！】



「そら、出て来い」





百足の呪霊がAの口からズルズルと引き摺り出された。

呪霊を引き抜かれた瞬間、Aは盛大に咽返り吐血した。

血に濡れた呪霊がビチビチと蠢いていたが、宿儺に握り潰され散り散りに霧散した。









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「お前も厄介事に巻き込まれて退屈しないな」





宿儺はAを見下ろす。

口から喉に掛けて呪霊が暴れた所為で傷だらけになり、口から血が漏れている。

顎が外れた時点でAは意識を失っており、ひゅぅひゅぅと空気が漏れる様な呼吸をしていた。





「楽しませて貰ったからな、今気分が良い。これくらいはしてやろう」





宿儺は愉快そうにAの口に手を翳した。





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