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挨拶は大事 ページ17

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幾松さんと桂さんと別れて私は坂田さんと一緒に万事屋へ足を運んだ。

中へ入ると新八君と神楽ちゃんはソファーで寛いでいた。





『やっほ〜二人とも久し振り〜っ! 元気にしてた〜?』





そう陽気に挨拶をした途端、





「「何が久し振りだコラァァァッ!!」」



『ゲフェッ!!』





二人から思い切りラリアットを食らった。





『ゲホッゲホッ!! ちょっと何すんの二人ともっ!?』



「いや、お前の入りがおかしいんだろ」





床に倒れて転げ回る私を坂田さんが冷めた視線を浴びせてくる。

すると、倒れる私の前に新八君が来て、胸倉を掴んだ。





「何ひょっこり帰って来てんですかっ!? この1ヶ月の心配を返せェェェッ!!」



『そんなこと言われても私も帰るに帰れなかったし』



「私そんな悪い子に育てた憶えないヨッ!」



『そもそも神楽ちゃんに育てて貰った憶えないかっ――ぐえっ!』



「口答えする口はこの口アルかっ!?」



『イダダダッ神楽ちゃんそれ首っ! 首、絞まって、るっ』





私の背後に回って神楽ちゃんが私の首を絞めに掛かる。

お前ら兄妹揃って人の首絞める好きなのっ!?

前と後ろで挟まれて揺らされ気持ち悪くなって来た。





その時、新八君の後ろからぬぅっと黒い影が見えた。





「ワンッ!」



『おぉ定春……いや、待て定春っ早まるなっ!』





大きく前足を挙げた定春。

それに気付いた新八君と神楽ちゃんも顔を引き攣らせた。

大きな図体が、私達三人を圧し潰した。





「「『ギャァァァッ!!』」」



「お前ら何してんだよ」





ずっと横で見ていた坂田さんが呆れて呟き、自分はさっさと部屋へ行ってしまった。





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S(プロフ) - うわぁぁぁぁぁリク採用ありがとうございます!!!!泣 (6月28日 16時) (レス) @page43 id: cc16e6db3c (このIDを非表示/違反報告)
S(プロフ) - 更新うれしいです! (6月7日 17時) (レス) id: cc16e6db3c (このIDを非表示/違反報告)
S(プロフ) - 1日で全シリーズ読んじゃうくらい面白いです!更新からずいぶん経ちますが、続き楽しみにしてます! (6月3日 21時) (レス) @page38 id: cc16e6db3c (このIDを非表示/違反報告)
まゆ(プロフ) - 面白いです!更新うれしいです^_^ (2021年10月26日 1時) (レス) @page21 id: 0ae16f7ca1 (このIDを非表示/違反報告)
ネコぱふぇ(プロフ) - みもりさん» んー……今のところオチは考えていません。が、誰ルート寄りで恋愛もののリクエストとかあれば書くかもしれない。 (2021年8月1日 15時) (レス) id: 3da7122dd2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ネコぱふぇ | 作成日時:2021年7月24日 23時

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