【銀魂】毒舌娘、不運に泣く

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他の人質には怪我もなく、良かった良かったと私がほっとしていると、いきなり後頭部を殴られた。





『いったぁぁぁ！！』



「ったく、お前ぇは何で首を突っ込みたくなるんだぁ？ 早死にしてぇのか？」



『違いますぅ！！ 誰が好き好んでこんなことするんですか！ 自'殺志願者じゃありませんからね！ というか、何で頭殴るんですか！ 痛いじゃないですか！ 怪我人ですよ私は！』





頭に巻かれた包帯を指差して言った。





「お前まだそんな元気があるのか？ なら心配いらねぇよ」



『チキショー、もっと私を気遣ってくださいよ！』



「つーかお前ェみねうちなんて良く出来たな」



『はいっ？』



「素人があんな綺麗にみなうちちなんて普通出来ねぇと思うが？」



『……ま、まぐれですよ、まぐれ。頭に血が上って無我夢中でぇ〜』



「お前、剣習ってんのか？」



『いやだなぁ〜習ってませんよ〜。まったくの素人ですよ、素人。人間死に物狂いで何かをすれば、普段発揮していないスーパープレイができるんですよ。うん。きっとそうだ。そうに違いない！ そうでしょ、土方さん！』



「知らねぇよ」



「いやぁ〜ホントに無事でよかった！」





近藤さんが歩いてきた。





「今回はAちゃんのお手柄だな」



『やったね！ 金一封とか貰えますか！』



「何調子乗ってんでィ。Aは危ねぇ行動しかとらないから、厳重注意で俺が３時間の説教してやんよ」



『やめてくんない！？ 沖田さんは説教しないでパシるつもりでしょ！』



「チッ……流石だな」



『しばきますよ、あんたぁ！！』





疲れたし、結局お金を下ろすことができなかったし、散々なことになった。

金一封として、５万円貰ったけどね。





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