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冷たい雨に打たれる記憶が最後だった。
こんな所で死ぬなんて、何て呆気ないんだろう。
まだやりたいこと、やらないといけないことがあったというのに……。
不甲斐ないッス……。
あの人に、合わせる顔がないッス……。
段々と意識が薄れて来て、冷たい感覚もなくなった。
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「……んっ」
意識が戻って、重い瞼を持ち上げた。
ぼんやりする視界が、段々はっきりしてきた。
一番に見えたのは、沢山の洗濯物だった。
自分は布団で眠っているのだと分かり、動こうとしたが、体が怠くて動けない。
『あーもう晴れないかなぁ。こうも雨続きだと全然乾かないよ、もう』
干された洗濯物の向こうで、誰かがブツブツ文句を言いながら、洗濯物を干していた。
洗濯物を暖簾のようにくぐって来たのは、黒髪でポニーテールの女だった。
『……あ』
布団の横を通り過ぎようとしている女と目が合った。
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お姉さんを拾って2日が経った。
相変わらず雨続きで、碌に洗濯が干せないままでいる。
仕方がないので洗濯は部屋の中に干すしかない。
お姉さんには悪いけど、
お姉さんが眠っている部屋に紐を掛けて、そこに洗濯物を次々と干していく。
『あーもう晴れないかなぁ。こうも雨続きだと全然乾かないよ、もう』
文句を言った所で天気が変わる筈もないか。
結野アナも予報で雨しか言ってなかったし。
あの人が予報すると当たるんだよな。
いっそコインランドリーでも使うか。
でも他の人も同じことを考えているだろうし、その考えは捨てよう。
溜息を吐いて、洗濯をくぐって部屋を出ようとした。
ふと、お姉さんの具合はどうか、と布団のお姉さんに目を向けると、目が合った。
『……あ』
お姉さんが起きていた。
良かった、意識が戻ったようだ。
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ネコぱふぇ(プロフ) - K・k‥Aさん» 見ました。それのガッツリパロになります。 (2021年3月3日 11時) (レス) id: 193cb846f2 (このIDを非表示/違反報告)
K・k‥A(プロフ) - もしかしなくてもコナンVSルパン三世見た事ありますか? (2021年3月3日 1時) (レス) id: b70ec54c6a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ネコぱふぇ | 作成日時:2021年2月28日 14時