【銀魂】毒舌娘、不運に泣く

突然の事って無我夢中 ページ2

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こんにちは 麻倉Aです。

今私は銀行に向かっているのですよ。

私にだって貯金というものが存在するんですよ。

どうだ、参ったか！

まぁ、そんなことで、だいぶ私のお財布の中が貧しく可哀想なものになってしまって、

現金を下ろしに来たんです。





銀行の自動ドアをくぐると……って、あれ？





どうして皆さん壁際によって床に座っているんですか？





何で刀を持ったおっかないおじさんたちがいるんですか？





「おい、何してんだ」



『え、えっと……お金を下ろしに』



「いいから早く座れっ！ 殺されてぇのか！」





ええええええっ！？

私、お金を下ろしに来ただけなんだけどぉぉぉ！！

あっという間に、私も人質の仲間入りとなりました。

悲しいことに人質になるのは初めてじゃない。

またもや私は強盗にあっている銀行に、自ら歩み寄ってしまったということか。

いや、好き好んでそんなことやったわけじゃないよ？

飛んで火に入るただの馬鹿じゃないからね！





『……最悪だァァァ！！』



「そこ！ 喋んじゃねぇ！」



『すいませんっ！』





怒られました。

だって不平不満も言いたくなりますよ。





唯一の救いって言えば、手足を縛られていないところかな。

大人しく座っていればとりあえず大丈夫。





というか、真選組はどこだよ！

こういう時のための警察だろ！

早く来ーーーい！！





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