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少女の意思 ページ25

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織田作は爆弾の前にしゃがみ、配線を確認した。



『……何してるんですか? 早く逃げて下さい』

「これ位の爆弾なら解体した方が早い」



パネルをゆっくり外して、出て来た配線を確認していく。

ナイフで一本ずつ切って行く。





約5分後、最後の一本を切り終えると、爆弾の時計が止まった。

これで時間では爆発しない。



「さぁ、早くここから――っ!」



少女を抱えようと織田作は手を伸ばしたが、途中で止めた。









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少女の手に何かが握られていた。





レバーの様な物。





それは隣の爆弾に繋がっていた。





レバーを手放したら爆発する仕組みなのだと分かった。



『……レバーを手放せば、2秒足らずで爆発します。部屋の中に居たら助かりません』



レバーを放してから部屋を出ようと走っても間に合わない。

仮に出られたとしても衝撃で只では済まされない。

爆弾の構造から破壊の規模を推測しても、屋敷から出なければ、先ず助からないだろう。



解体作業をしている間、少女はじっとその様子を窺っていた。

特に止める事もなく。



少女は分かっていたのだ。



タイマーを止めても無駄と云う事を。



――少女は、自ら死のうとしている。



『……貴方を巻き込みたくありません」

「っ……君は、何故生きようとしないっ!」



少女の肩を掴んで虚ろな目を見つめた。



焦りを見せる織田作の言葉に動じる事無く、少女は口を開いた。









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『――生きる意味が無いからです』



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君はまだ→←時間



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ネコぱふぇ(プロフ) - 名無し28935号さん» ご名答! 勝手に拝借しましたぁ('Д')ハハハ (2018年1月24日 1時) (レス) id: 20fe41653a (このIDを非表示/違反報告)
名無し28935号(プロフ) - 竹一って人間失格の耳だれの男の子ですよね!!!!!!!!!!!(違ったらすいません) (2018年1月24日 0時) (レス) id: 8c7fb5ba75 (このIDを非表示/違反報告)
ネコぱふぇ(プロフ) - なーさんさん» ご指摘の部分はちょっと加えて修正済みです。応援ありがとうございます! (2017年12月26日 1時) (レス) id: 20fe41653a (このIDを非表示/違反報告)
なーさん - ネコぱふぇさん» いえいえ(汗)これからも楽しみにしておりますので頑張ってください!応援しています(*´ー`*) (2017年12月26日 0時) (レス) id: addadc6628 (このIDを非表示/違反報告)
ネコぱふぇ(プロフ) - なーさんさん» ぐふぅ……ホントだ勉強不足で済みません(/ω\)ご指摘感謝します!これからも頑張ります! (2017年12月25日 21時) (レス) id: 20fe41653a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ネコぱふぇ | 作成日時:2017年12月4日 0時

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