死の間際 ページ41
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――今自分はとんでもない事をしている。
頭のどこかで冷静にそんな事を思っている反面、目の前の呪いの王に歯向かっていた。
怖くても、痛くても、ここでこの男の言いなりになるなんて、絶対に嫌だ。
Aがキッと真っ直ぐ宿儺を睨んでいると、宿儺から表情が消えた。
「不愉快だ」
そう言うなり、Aの頭を水面に押し付けた。
『ごぼぼっ！』
水が浅いとはいえ、鼻と口を押し付けられたら息が出来ない。
バシャバシャと手足で水面を叩き起き上がろうとするが、強く頭を抑えられてそれは叶わない。
その様子を、宿儺は無表情のまま眺める。
少ししてAの頭を持ち上げると、大きく息を吸って苦しそうに盛大に咳込んだ。
『っはぁぁっ！ ごほっ！ げほっげほっ！』
ぜぇぜぇと荒い息をするAの首を、宿儺は掴んで持ち上げる。
「これ程俺を苛立たせて死にたいのか？ この細首など今圧し折っても構わんのだぞ」
少し力を込めただけで首の骨が悲鳴を上げた。
息苦しくて藻掻き、宙に浮く両足を揺らす。
『っ……な……らっ……』
「あ？」
藻掻くAが宿儺の腕を掴んで何かを呟いていた。
くぐもっており聞き取れない宿儺は、耳を傾けた。
『アンタに、渡すくらいなら、お兄ちゃんに、あげる、わよっ……』
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ムスビ - これからもアニメが完結するまで妹も頑張るを見ていきたいです更新頑張ってください応援しています (2021年3月11日 18時) (
レス) id: 7c4a754810 (このIDを非表示/違反報告)
影の黒猫 - 一つ目の白猫…?もしかして芥見先生？ (2021年2月28日 12時) (レス) id: 10484fbbe5 (このIDを非表示/違反報告)
エドワールド(プロフ) - ネコぱふぇさん» 細長い白猫の人形、、、一つ目、、、作者、、、うっ頭が！！ (2021年1月29日 16時) (レス) id: 47a0ed334c (このIDを非表示/違反報告)
ネコぱふぇ(プロフ) - さゆしゅんさん» コメントありがとうございます。応援ありがとうございます。今後ともよろしく！ (2021年1月17日 11時) (レス) id: 3da7122dd2 (このIDを非表示/違反報告)
さゆしゅん(プロフ) - うひょー！！最高過ぎですっ！//// 更新頑張って下さい！応援しています！ (2021年1月17日 1時) (レス) id: fbdec2ab15 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ネコぱふぇ
| 作成日時：2020年12月28日 0時
