【呪術廻戦】こっち来んな呪術師！

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伏黒甚爾Side





黒服の餓鬼を人込みで見なくなるまで見送った。





「変わった子供だな。こんな奴に飯奢ってやるなんて。本当に脅してないのか？」



「してねぇって、しつけぇなぁ」



「そう言やぁここらじゃ見掛けない制服だったな」



「……まぁ恐らく普通の学校じゃねぇだろうな」



「ん？ 何か知ってるのか？」





路地で見掛けた時には、既に一人男が地面に転がっていた。

ナイフを向けれていたにも関わらず、平気そうな顔をしていた。

それどころか「次はどうるか」なんて考える程の余裕振り。

剣道部とは言っていたがあのケースには竹刀や木刀は入っていない。

動かした時に僅かにカチャリッと音がしたから多分真剣。

普通の学校がそんな物を学生に持たせて街を歩かせるわけがない。

それに、あのケースからは、自分が使う道具に良く似た気配がした。





同業者、あるいはそれに通ずる何か。





「……まぁ、どうでも良いか」



「？ ……あ、そうだ。言い忘れてたが、また仕事だ」



「あ？ 何だよ今度は」





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