to be with you【梶裕貴】

裕貴…君？ ページ5

貴「…ここ？」

母「ここ。」


来ちゃった…

梶さん家…

母「緊張してる？」

貴「うん…」

母「さっきからほとんどしゃべんないもんねwほら、行くよ」

貴「はい…」


ピーンポーン…

タタタタ…

ガチャッ

梶「あ、どうも〜！よく来たね！」


母「いやー、ごめんねー！急な話で…」

梶「いいんですよ、部屋はありますから」

母「じゃ、元気でね」

貴「え！もう！？」

母「うん、電車の時間があるから、」

貴「そっ…か、うん、ばいばい…」

母「うん、頑張ってね。なんかあったらすぐ電話してね、いつでもまってるから、」

貴「うん、」

母「じゃあ、裕貴君、悪いけどよろしくね」

梶「はい、任せて下さい!」

母「じゃ、」

そういうと、お母さんはあっという間に見えなくなった。

梶「えっと、Aちゃん…だよね？声優の」

貴「あ、はい…一応」


梶「最近よく名前見るからさ、まぁ上がってよ」

貴「はい、おじゃまします…」

梶「(クスッ)もしかしてさ、緊張してる？」

貴「は、はい…」

梶「大丈夫、俺も実は緊張してるから」


いやいやいや、全然そう見えないし

てか、話さないといけないよね？


えーっと、

貴「か、梶さんは、今日お仕事ないんですか？」


言えたっ！！

よくわかんないけど！

梶「うん、たまたまね。あ、あと梶じゃなくて裕貴でいいよ？呼び捨てしづらかったら君付けでもいいし」


oh...

いきなり名前呼びとですか

貴「えーと、ゆ、裕貴…くん？」

梶「あははっそのうち慣れるから、ゆっくりでいいよ？あとタメでいいからね」

貴「はい。…じゃなかった、うん。」


梶「じゃ、荷物の整理手伝うよ」

貴「じゃあ、お願いします！」

ちょっと調子出てきた…

この調子でいけるかはわかんないけど…

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