to be with you【梶裕貴】

死んじゃうのかな？ ページ15

梶「じゃ、行ってくるね」


貴「んー、いってらっしゃーい」

今日は梶さんのほうが早く家を出た。


ていうか最近はいつもそう。


先日の一件も落着したし、


今まで通り暮らしてる。

貴「さて、私も準備しないと…」


今日は土曜日で学校は休みだけど、


お仕事は普通にある。


，

，

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貴「おはようございます〜」

山「あ、おはよう♪」

この人はマネージャーの山浦さん。

33歳、独身。

欲しい物は休みと旦那(らしい)

台本を確認してしばらくすると、

本番がスタートした。






仕事終わりに山浦さんに呼び止められた。


貴「なんですか？」


山「あー、二ヶ月くらいまえのオーディション、覚えてる？」


貴「あー.はい。」

山「あれね、合格。」


貴「本当ですか！ありがとうございます！」

山「で、他の配役も決まったんだけど、




ここでビックニュース!!!」


貴「なんですか！？」

山「梶さんと共演するわよ！！」


貴「なんと！」


山「前から会いたがってたでしょー？
いやー！良かった良かった♪」


貴「はい！」
あってるもなにも一緒に暮らしてるんだけどねw

ん？

でも、このアニメって…


貴「超純愛モノですよね？」


山「そうよ！…あんなシーンやこんなシーンが…ウフフ★」


貴「うへぇ〜/////」

あんなシーンやこんなシーンって…



この前『大好き』とか言っちゃったけど、



よくよく考えたら、すっごい恥ずかしいよ…



貴「(ボー)//////////」


山「Aちゃん？おーい？」

貴「ハッΣ(ﾟдﾟ)な、なんですか！」

山「顔真っ赤だけど？……ははーん、想像して恥ずかしくなったな？え？ww」


貴「そ、そそそそそそんなわけないじゃないですか！！う、嬉しいとか楽しみとかそんな事おもってないですよ！！///////」

山「まぁ、早く帰って休みな？ね？」


貴「はい…そうします…//////」

山「…ねえ、本当に大丈夫？」

貴「え？あぁ、大丈夫ですよ〜あはは////」


すると、視界が二つに歪んで見えてきた。


貴「あれ？ヤバイ、嬉し過ぎて幻覚見てるよ〜////」

山「ちょ、まっすぐ歩けてないよ！？」

貴「え〜？…あっ」


パタッ

山「倒れたッ！？」

あー、歩けない…てか立てない…

スタッフさんとか山浦さんの声がするなぁ…

死んじゃうのかな？

いやいや、まだやり残したことが…


こんなこと考えてるくらいなら…


だい…じょーぶ…そ…う……



そこから記憶はすっぽり抜けてしまった。

どっひゃぁー←→←必然的に…

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