第7話 ページ14
あのあと無事?部屋に入れた僕は、いつのまにか届いていた荷物の荷解きをしたあと風呂と明日の準備を済ませて眠りについた
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騎士団にいた頃と同じく、4時に目を覚ます
父よりも遅く目を覚ませばカイルを守るために寝る間も惜しまず鍛練しろと言いつけられていたせいで、長く眠れないのだ
ぐぐ、と伸びをしたあと顔を洗い緩い服に着替えた
昨日準備した鞄の中に教科書と制服を入れて部屋をでる
「随分早いんじゃな」
なぜこうもエンカウントするのか
貴『おはようございます、ヴァンルージュ先輩』
リ「ああ、おはよう。何処に行くんじゃ?」
貴『朝の鍛練に‥、』
リ「ああ!!そう言えばお主は騎士団中将だったな!」
貴『まあ‥、‥。それでは自分はこれで』
部屋の鍵を閉めてからその場を後にしようとすれば、引き留められる
リ「まあ待て、ちと話をしよう」
.
学園に行くまで、と言う条件をつけて今ヴァンルージュ先輩と歩いている
特に会話もないまま寮を出て鏡舎までの道のり
先に口を開いたのはヴァンルージュ先輩だ
リ「お主、女なのか?」
貴『え?』
急な質問に目を見開いた
騎士団にいた頃から女なんて言われることがなかった僕は、初めて質問に戸惑いを隠せなかった
貴『いや、まあ‥‥、‥女、ですけど‥。なんでですか?』
リ「そんな警戒せんで良い!昨日学園長に聞いたのだ」
貴『はあ‥、』
リ「わしとマレウスは知ってるからの、何かあったら言ってくれれば良い」
急な気遣いに首をかしげた
今まで男として生きてきて困ったことと言えば、風呂のみだからだ
着替えに関してはもとから胸もない為中に薄いシャツを着ていれば問題ないし、そもそも着替えることが少ない
身体能力に関しても、幼い頃から剣術体術魔法、様々なことをしていたからか男子にも引けを取らない程に動けると自負している
貴『部屋に風呂もついているので、気を使わなくても大丈夫ですよ。ありがとうございます』
『それでは僕はこれで』
一度向き合ってから、胸に手を当て腰を曲げて挨拶をしてから鏡のなかを通る
リ「ふむ、これから楽しくなりそうじゃな」
にこにこと笑う妖精は霧の中に姿を消した
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暇鬱(Itosaka) #(男として活動してるけど)一応僕っ子系女子(?) - 髪が結べるということは下手したら僕より髪長いぞ…← (2023年3月31日 3時) (レス) @page19 id: 78bf642dad (このIDを非表示/違反報告)
リリ - 璃猫さん» もう知ってたらごめんなさい主様ではなくて申し訳ないのですが目次の一番下にある登場人物設定というところに入力すると変えれるかと思います(語彙力がなくわかりにくかったらごめんなさい) (2021年11月21日 15時) (レス) @page50 id: b4e2026cdd (このIDを非表示/違反報告)
ねこさん(プロフ) - 入学式は??レリック家はどうなったんだ??これでもし監督生が悪女とかだったりしたら僕泣いちゃうぞ←🥺 続きも頑張ってください!! (2021年11月21日 11時) (レス) @page50 id: ab4164b541 (このIDを非表示/違反報告)
璃猫(プロフ) - コメント失礼します。主人公の名前なんですが、多分(名前)と打ち込んでいないからか、全て 名前 との表示になってます。意図してその様にしてあったらすみません。 (2021年11月21日 9時) (レス) @page8 id: 15ba7b8b80 (このIDを非表示/違反報告)
リリ - お金の力のところで声に出して「え、」て言ってしまいましたねw夢主さんとレオナさんの絡み?がすごく好きです (2021年11月20日 23時) (レス) @page49 id: b4e2026cdd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:きなこもち | 作成日時:2021年11月15日 14時