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赤葦side




「……ハァ……………」


本日何回目の溜息だろうか。




俺は今、ババ抜きの時の余計な賭けによって買い出しに行かされている。


………………まぁ負けた俺が悪いんだけど。




コンビニの店内で彷徨く約180cm。


無表情のせいもあって、俺の周りには誰も近寄ってこない。


視線が痛いし、早く買って帰ろう。


買ってくるものは指定されたから、すぐに帰れるだろうし。









「えーと…………確か黒尾さんが……………」









.









.








……………………黒尾さんが…………何だっけ。


イライラしてたからメモ忘れてたな。


さっきまで「すぐに帰れる」とかほざいてた俺は馬鹿だったんだろうな。うん。




……………木兎さんには劣る馬鹿だけど。




………………どうしようか……………









…………まあ適当に買っていこう。






そして俺はまたコンビニを彷徨く無表情の長身男となるのだった。

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作者名:*フィラ* x他2人 | 作成日時:2015年2月17日 20時

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