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「「…え」」



「え?」



なんか不味いこと言ったかな?



「んー…あげて良いけど…俺らさあ」



「おそ松兄さんっ。

(貴方)、いいよ。あの二人、意外と胃が弱いんだ。

だから自分のペースで食べてもらうために冷凍庫に入れててもいい?」



「そうなんだ。

じゃあ今はいいかもね。

入れとこ。」



どうしたんだろう。一松が声を上げるなんて。

やっぱ仲がわる



パッ!

『午後6時をお知らせします。

だいぶ日は長くなりましたが、やはり夕方は肌寒いですねぇ〜。』


いつの間ついたのか分からないがテレビがついていた。



「えっ、もう6時!?」



「わ、ほんとだ。意外と時間経つの早いね。」



「そろそろ帰る?」



「うん。洗濯物取り込まなきゃ。」



「そっか…じゃー、今日はありがとな。

ガトーショコラ、もう包んでいいかな?」



「うん。そろそろ美味しい時だと思うよ。」



「じゃーちょっと待って。」



おそ松は私と一松を置いて台所へと向かった。



「帰る準備手伝うよ。」



「あ、ありがと。」



そう言って、一松はバッグを取ってくれた。

私はブレザーを着て、髪をといてバッグを持った。

そして、バッグの中からスーパーのチラシを取り出した。



「…それ、スーパーのチラシ?」



「そ。ご飯作らなきゃだしね。

今日は…あ!豚肉と…キャベツが安い!

しかもキャベツ、春キャベツだ!」



「お母さんみたいだね。」



一松がくすくすと笑う。



「そう?

高校一年生の財布事情は大変なんだよねぇ〜。」



「おーい、(貴方)!これ!持って帰ってよ!」


おそ松がそう言って持ってきたのは

可愛いくラッピングされた



「ガトーショコラ…!?なんで?」



「手伝ってくれたお礼!3分の1だけだけどね…。」



「ありがと!美味しそ…!抱えて持って帰る!」



「いーって!じゃ、また明日学校でな!」



「(貴方)、じゃあ、そっちのクラス行けたら行ってみるよ。」



「待ってる!じゃあ明日ね、おそ松、一松!」



「「明日な!」」




ドアが閉まると同時にニッコリした笑顔で言われた。


さて、今日も家に帰りますか。








誰もいない家に。

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作者名:永遠 | 作成日時:2019年2月23日 23時

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