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「んじゃ、俺らこっちだから。」
おそ松と俺が一松に手を振ってばいばいと言った。
「マジずるいよね。2人そろってさ。…帰りはそっち行くから。」
「はいはい。じゃあね一松。」
何だか一松は猫みたいだ。どこかふわふわしてて猫っ毛がある。
「(貴方)、朝からこれ持ってるけど、これ何?」
「え、あぁ、これは…」
言ったら架羅兄さんに迷惑かけるかな。でも…。
「んー、バイトの。」
「へぇ!バイトやってたんだ。」
「ん。」
「俺もバイト初めなきゃなぁ〜。」
「おそ松にできるバイトなんてあったらみんな出来てるよ……くくっ……。」
笑いを堪えるようにおそ松に言った。
「だーっ、そんなこと言うなってえぇぇ!
俺だってご飯作ったりとかできるしぃー!」
「ご飯?あはははははっ!」
「あ、そうそう、昨日ありがとな。」
「あー、昨日?いいよいいよ。暇だったしね。」
昨日、おそ松の家でガトーショコラを作ったのだ。
「あのあとちゃんと渡せた?」
「いやぁ、それがまだなんだよね……。
去年は珍しくくれたから早めにあげたいんだけど…。」
「なに珍しくくれたって……ふふっ。まあ早めに渡したがいいんじゃない?」
「だよね。確か2組だったような気がする……。
あっ、いた!トト子ちゃ〜んッ!」
デレデレでおそ松はトトコチャンの所へ向かう。
トトコチャンは俺と違ってみんなに囲まれてて可愛くてふわふわしてた。
けど。
おそ松がトトコチャンの近くによったらおそ松の体が宙に舞った。
「トトコ様に近づくんじゃねェ!」
「もぉ〜っ!トトコチャン親衛隊の人ひどいよォっ!
せっかく(貴方)も協力して作ってくれたのに!
ねぇ(貴方)!」
「え、あー……。うん。まあ。」
「ええっ、ごめんね椎名……さんだよね?」
うわっ、かわいっ!お姫様みたいだ……。いい匂いするし……。
「べっ、別に!大丈夫。ほら、おそ松行くよ。HRに間に合わない。」
「ええ〜っ、(貴方)までひどいよォ〜。」
「じゃあね、椎名さん、おそ松くん。」
トトコチャンが可愛く微笑んで送ってくれた。
ほんと可愛いな。
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作者名:永遠 | 作成日時:2019年2月23日 23時