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光の婚姻・壱 ページ2
心地よい風が部屋を通り抜けて行く。外の惨事が嘘のような昼下がりであった…
時代は争乱激しい戦国時代。男達は野望に燃え上がり、天下統一を夢見ていた。
少女は読んでいた書物を置き、立ち上がった。
顔にまだあどけなさが残るが目には強い覚悟が
宿っているようであった。
彼女は櫛橋光、後に天才軍師と呼ばれる軍師・黒田官兵衛の正室となる姫である。
彼女は十五の時、黒田家に嫁いだ。初対面の際、
家臣達はなにやら顔を合わせこそこそと話していた。それもそのはず、婿の官兵衛は頭の切れ者ではあるが、見た目があまりにも酷かった。
顔面蒼白で髪の半分が白く染まっていた。
家臣の中には見た目の酷さから
「幽霊夫婦」と呼び、からかうものもいた。
光はこの事を酷く落ち込み、部屋に閉じこもった。
「光…」
官兵衛は七つ年下の光をどうすれば立ち直るか考えていた
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鶴丸 - 黒田夫婦素敵です! もっとみたいです。 (2021年7月25日 16時) (レス) id: f5720aab8b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:光るん | 作成日時:2015年7月25日 13時