検索窓
今日:4 hit、昨日:2 hit、合計:48,599 hit

ページ12





「___君の周りは、弱いか?」



土砂降りの中で、傘を傾けながら、投げかけられた言葉。
それは、確かに俺の核心をついていた。


____


「いやぁー、ビックリっすよ。まさか先週戦ったのがオネーサンの弟君だったとは…」

「…え、そんな驚くほど?」

「当たり前じゃないですかw」


そう言いつつ、買い物袋を両手にケラケラ笑う秀徳PGこと高尾君。オイ、それ一応中身卵だからブンブン振り回すなよ←

まあ、ファーストコンタクトの時、帽子被ってたからな。…案外バレないモンだね。←




「…―――どうだった?うちの大我()は」


これは聞いておきたいよね。
彼らから見た弟は、どんな感じなのか。
気にならないわけが無い。



___




「えー?そりゃオネーサンが教えてんだから、すげー強かったっすよ」
「――…アイツは、選手としてはまだ未完成です。ですが、黒子との連携はおそらく、厄介なものになると…思います」

「……そっか。」



高尾君は見た迄の印象、対する緑間君は…なんだかんだで、弟の実力を認めてくれている。
これは、姉として大変喜ばしい。

まあ、ぶっちゃけ弟はたまに1on1の相手するぐらいで、大して何も教えてないんだけどね。



___



「―――…じゃあ、私こっちだから。荷物持ちありがとねー」

「え〜…もうちょい話しません??」

「迷惑をかけるな、高尾。」

「そうしたいのは山々なんだけどね…週番制で、今週は私がご飯作る日なんだよ」

「オネーサンの手料理とか……なにそれ……羨ましすぎる(火神が)」



今日は冷凍食品があるし、できれば早いとこ冷蔵庫入れたいのが本音だが←

最後まで不満げに頬を膨らませていた彼だったが、渋々納得したようだ。
そして緑間君はお疲れ様です。







「――…火神、さん」

「あー…Aでいいよ。」

「……ですが、」

「アレだろ。弟意識してるから呼びにくいんだろ」

「…!」



…図星か。

〃→←〃



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (400 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
163人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ユキ(プロフ) - kosigayamaihintさん» ありがとうございます。殆ど妄想で書いているようなもんなので、とても嬉しいです。無理をしない程度に更新頑張りますw (2018年8月30日 9時) (レス) id: b62f39a03d (このIDを非表示/違反報告)
kosigayamaihint(プロフ) - 光の姉凄く大好きです!この本編では見れないお話見るのとても楽しいです!更新楽しみにしています!でも無理はしないでくださいね (2018年8月30日 1時) (レス) id: d0a46af0d1 (このIDを非表示/違反報告)
ユキ(プロフ) - ゆめさん» ありがとうございます!あくまでも関係は年上と年下みたいな感じです!私も夢主がタイプですw (2018年4月25日 7時) (レス) id: de1da99f45 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめ - こういう殺伐として甘くない関係好きです!夢主が超どタイプ。← (2018年4月25日 6時) (レス) id: 071a98174c (このIDを非表示/違反報告)
ユキ(プロフ) - 黒九路苦さん» ありがとうございます!更新は思い付いた時にやっていますが、待って頂けると幸いです。これからも頑張ります。 (2018年2月12日 0時) (レス) id: de1da99f45 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ユキ | 作者ホームページ:  
作成日時:2017年10月9日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。