〃 ページ12
*
「___君の周りは、弱いか?」
土砂降りの中で、傘を傾けながら、投げかけられた言葉。
それは、確かに俺の核心をついていた。
____
「いやぁー、ビックリっすよ。まさか先週戦ったのがオネーサンの弟君だったとは…」
「…え、そんな驚くほど?」
「当たり前じゃないですかw」
そう言いつつ、買い物袋を両手にケラケラ笑う秀徳PGこと高尾君。オイ、それ一応中身卵だからブンブン振り回すなよ←
まあ、ファーストコンタクトの時、帽子被ってたからな。…案外バレないモンだね。←
「…―――どうだった?うちの
これは聞いておきたいよね。
彼らから見た弟は、どんな感じなのか。
気にならないわけが無い。
___
「えー?そりゃオネーサンが教えてんだから、すげー強かったっすよ」
「――…アイツは、選手としてはまだ未完成です。ですが、黒子との連携はおそらく、厄介なものになると…思います」
「……そっか。」
高尾君は見た迄の印象、対する緑間君は…なんだかんだで、弟の実力を認めてくれている。
これは、姉として大変喜ばしい。
まあ、ぶっちゃけ弟はたまに1on1の相手するぐらいで、大して何も教えてないんだけどね。
___
「―――…じゃあ、私こっちだから。荷物持ちありがとねー」
「え〜…もうちょい話しません??」
「迷惑をかけるな、高尾。」
「そうしたいのは山々なんだけどね…週番制で、今週は私がご飯作る日なんだよ」
「オネーサンの手料理とか……なにそれ……羨ましすぎる(火神が)」
今日は冷凍食品があるし、できれば早いとこ冷蔵庫入れたいのが本音だが←
最後まで不満げに頬を膨らませていた彼だったが、渋々納得したようだ。
そして緑間君はお疲れ様です。
*
「――…火神、さん」
「あー…Aでいいよ。」
「……ですが、」
「アレだろ。弟意識してるから呼びにくいんだろ」
「…!」
…図星か。
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ユキ(プロフ) - kosigayamaihintさん» ありがとうございます。殆ど妄想で書いているようなもんなので、とても嬉しいです。無理をしない程度に更新頑張りますw (2018年8月30日 9時) (レス) id: b62f39a03d (このIDを非表示/違反報告)
kosigayamaihint(プロフ) - 光の姉凄く大好きです!この本編では見れないお話見るのとても楽しいです!更新楽しみにしています!でも無理はしないでくださいね (2018年8月30日 1時) (レス) id: d0a46af0d1 (このIDを非表示/違反報告)
ユキ(プロフ) - ゆめさん» ありがとうございます!あくまでも関係は年上と年下みたいな感じです!私も夢主がタイプですw (2018年4月25日 7時) (レス) id: de1da99f45 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめ - こういう殺伐として甘くない関係好きです!夢主が超どタイプ。← (2018年4月25日 6時) (レス) id: 071a98174c (このIDを非表示/違反報告)
ユキ(プロフ) - 黒九路苦さん» ありがとうございます!更新は思い付いた時にやっていますが、待って頂けると幸いです。これからも頑張ります。 (2018年2月12日 0時) (レス) id: de1da99f45 (このIDを非表示/違反報告)
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