忍田本部長の妹は最強の黒トリガー使いでした！【ワールドトリガー】

２話 ページ3

〜貴方side〜

当真「近界民(ネイバー)が玉狛に入隊！？なんじゃそりゃ！」

あっ、そこまで話が進んでいたのか

風間「玉狛なら有り得るだろう。元々、玉狛の技術者(エンジニア)は近界民(ネイバー)だ」

へぇ、玉狛の技術者(エンジニア)って玄界(ミデン)の人じゃないんだ

風間「今回の問題はただの近界民(ネイバー)ではなく、黒(ブラック)トリガー持ちだということだな。玉狛に黒(ブラック)トリガーが2つとなれば、ボーダー内のパワーバランスが逆転する」

パワーバランスが逆転ねぇ

すでに私が忍田本部長派の時点でぐちゃぐちゃでしょ

私の部下も黒(ブラック)トリガー持ちだから←

城戸「そうだ、だがそれは許されない。おまえたちにはなんとしても黒(ブラック)トリガーを確保してもらう」

さて、どうなるかな

太刀川「『黒(ブラック)トリガー』の行動パターンは？」

動くんだ

太刀川「１人になる時間帯とか決まってんの？まさか、玉狛の全員を相手するわけにはいかないだろ」

あれ？兄さんがいつも太刀川さんの学力を嘆いていたけど、頭かなり回るよね？

奈良坂「『黒(ブラック)トリガー』は毎朝７時ごろ玉狛支部にやって来て、夜９時から１１時の間に玉狛を出て自宅に戻るようです。現在もうちの米屋と古寺が監視しています」

根付「チャンスは毎日あるわけだねぇ。ならばしっかり作戦を練って・・・」

太刀川「いや、今夜にしましょう。今夜」

やっぱり頭回るよね？

三輪「・・・・！？」

鬼怒田「今夜！？」

三輪「・・・太刀川さん、いくらあんたでも相手を舐めないほうがいい」

太刀川「舐める？なんでだ？三輪。相手のトリガーは『学習する』トリガーなんだろう？今頃、玉狛でうちのトリガーを『学習』してるかもしれない。時間が経つほどこっちは不利になるぞ」

三輪「・・・！」

太刀川「それに、長引かせたら見張りしている米屋と古寺に悪いだろ。サクっと終わらせようや」

当真「なるほどね」

風間「・・・確かに早いほうがいいな」

太刀川「それでいいですか？城戸司令」

城戸「いいだろう。部隊はお前が指揮しろ、太刀川」

太刀川「了解です」

もしかして太刀川さんって戦闘狂だったりして←

太刀川「さて、夜まで作戦立てるか」

風間「襲撃地点の選定が先だな」

太刀川「なるほど」

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