第2話 ページ3
「やっぱり銀さんとは “甘い物を共有できる友人” にしか見えなくて。あの時の言葉はもっと大事なヒトに伝えて? 今までありがとうございました。」
Aはそう告白した。でも俺にとって大事なヒトは。
「あー…そっか。うん。分かった。」
分かってもいないのに勝手に動く口。
「俺もお前の事そんな風には見ていなかったし」
違う。
「お前もそう言ってくれて助かったよ。最近マンネリだったというか。」
そんなこと思っちゃいねェ。
「また “甘い物を共有できる友人” に戻ろうぜ。」
戻りたくない。
「…うん。」
別れを告げたのはあっちの方なのに言葉を震わせているアイツを見て心苦しくなった。
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叶優(プロフ) - すみません。第4話がR18グラフがたつワードがあったみたいです…。なので他の話と違い1文字1文字に空白を開けてます。もし何のワードがR18か分かったら教えてください! (2019年6月21日 21時) (レス) id: 03562ee42c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:叶優 | 作成日時:2019年6月20日 21時