#9 似てる ページ10
You-side
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「ちょっ、神楽ちゃんAさん落ち着いて!!」
「黙るアルダメガネ、お前も潰すぞ」
ガキチャイナ娘が中指を立てて眼鏡少年を脅迫。すると大人しく黙りこんだ少年は、それ以上はすべて見て見ぬふり。ゴリラとタバコ野郎もあっけに取られて黙りこくった。
「ちょ、待ってコレヤバくね?絶対コレ鼻の骨折れた!絶対折れたァ!!」
「へっ、あんなので骨折れるなんて情けねぇですね旦那」
「いやまって沖田くん俺より重症。俺より顔面血だらけ」
なんて会話をしながら、全然平気ですけどと言ってスカーフで血を拭う童顔の胸ぐらを強く掴み、笑み一つさえ消した顔で言う。
「じわじわ殺されるのと、ゆっくり殺されるのと、じっくり殺されるのどれがいい?」
「お前が死ね貧乳」
「よし分かった、じわじわとなぶり殺してあげる」
言ってナイフを向け、目に向けてあと数ミリという距離まで近づけると、突然床に強い衝撃により止められた。何かと思い、振り向いてみるとタバコ男が床を殴った様子。
「テメェ等いい加減にしろ、とっとと帰れ!!」
そのブチ切れた様子に、童顔男は
「あーらら、完全にヤクザ面」
なんてボソリと呟いて喉の奥で笑っていた。
というか・・・なんというか、自分と似てる気がするから腹立つ。性格なのかなんなのかわかんないけど、とにかくなんかが似てる。
「・・・アンタ名前は」
「・・・は?なに、俺の美貌に惚れちゃった?」
「アンタに惚れるくらいなら野良犬に惚れるわ」
言いながら立ち上がると、奴は酷ぇなと頭をボリボリと掻きながら言う。
「人に名前尋ねるときは、まず自分からっつーマナー知らねぇのお前」
「・・・A。アンタは」
「沖田総悟」
ふーん、と適当な相槌を返すとすぐ背を向けて退散していく皆の背中を追った。
―――――沖田、総悟・・・ね。
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サディスト(プロフ) - お疲れ様でした!やっぱり自分でやって余計に感じるのですが、更新って凄く大変ですよね。でも、また栗兎さんの新作が上がったらすぐに飛んで行くので!楽しみにしてます!これからも頑張って下さい!! (2015年5月22日 15時) (レス) id: a8354c5ea9 (このIDを非表示/違反報告)
サド丸(プロフ) - お疲れ様です栗兎さんの名前はずっと私のお気に入り作者さんの中に入っています!!!本当にお疲れ様でした!ずっと待ってます! (2015年5月21日 20時) (レス) id: 3b7dd2a686 (このIDを非表示/違反報告)
通りすがりの加藤さん(プロフ) - 栗兎さんお疲れ様です!更新って大変ですよね…。(´・ω・`)私は更新スピードなんて気にしませんので大丈夫です!自分のペースで更新していって欲しいな、と思います。これからも栗兎さんの味方ですよ!頑張って下さいね(゜∇^d)!!長文失礼しました。 (2015年5月21日 17時) (レス) id: 204089a6f3 (このIDを非表示/違反報告)
真凜(プロフ) - 元ふゅーなです!ログインしたよ!やっぱり更新って大変よねまた栗兎の作品楽しみにしてます! (2015年5月21日 17時) (レス) id: 56247d3d6a (このIDを非表示/違反報告)
IA(プロフ) - 栗兎さん、お疲れ様です!いやぁ、大変ですよね更新って…(。-_-。)毎回面白いのでこんな事があっても「大丈夫かなぁ」とかのんびり思ってます。私も長文失礼しました、色々と辛い事が無くなりますように…! (2015年5月21日 17時) (レス) id: 73869a5b69 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:栗兎 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Kuri-Rito/
作成日時:2015年2月15日 16時